まみいの日記
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2002年11月05日(火) 動物園の思い出

私がまだ小学生の頃 上野動物園に遠足で出かけた。
私のうちからは 井の頭動物園が近くよく親に連れられて行ったものだが 大きさから言っても いる動物の種類からいっても 上野動物園のほうが一枚も二枚も上手で 私はそれなりに楽しみにしていたようだ。
確か当日は 秋の遠足で 長袖のカーディガンをはおっていた。

あいにくの曇り空だったが 園の中は友だち同士で楽しく過ごし お昼の時間となった。
はやめに済ませた私は 友達と二人で放し飼いにされているうさぎを見に行こうと そっちのほうに向かって走った。

柵で囲まれている小さな空間は もうすでに同じ気持ちで集まってきた子たちで埋まっていた。
私と友達は ぶらぶら付近を歩いているうちに そこだけ人影もまばらな建物をみつけた。
開放感に無鉄砲になっていた私たちはそれでも恐る恐る中に入った。

そこには オスのライオンがたった一頭檻の中に佇んでいた。

私と友達はこんなに間近にライオンを見ることが出来て 珍しさと嬉しさで近寄っていった。
するとそれは 突然とてつもない大きな声で吼えた。
と思った瞬間 檻のすぐそばまですばやくやってきて 私たちを見た。(にらんだように見えた)
私たちは あまりの展開に唯驚くばかりで 足はすくみ声も出せず 檻がなかったら ひとたまりもなくライオンの餌食になっていただろう。

次の瞬間我に返った二人は 一目散にそこを逃げ出し走った。
角を曲がると 親子連れやら 同級生の姿があってほっとすると共に あれは夢だったのかとお互いの顔を眺めた。
夢で無い証拠に 私はカーディガンの下で震えている自分を感じていた。

それ以来 動物園にいる動物と言えども 一目置かずにはいられない。


まみい