アイゾウ

MAIL  LaH

OLD INDEX NEW



2018年05月03日(木)
セルフィッシュc



会えてもすぐには顔が見れなくて。
見たらまた泣いてしまいそうで。
部屋に入ってすぐ洗面所に避難。
メイクを確認して気合いを入れて
彼の待つ部屋へ戻った。
近づく私の姿を見て、両腕を広げ
ハグする格好が見えて泣けた。
やっぱりだめだった。
この人は原因じゃないのに、ただ
優しくしてくれる人なのだから、
だから、甘えてしまった。
立ったまま抱きしめてもらって
胸を借りて泣いた。
どうしたの?どうしたの?と何度も
聞かれたけど答えられなかった。
私はずるい。


ベッドへ移動して、後ろから
抱きしめてもらいながら添い寝。
左腕を枕にさせてもらって、
その先の左手が私の左手をそっと
握って何度もなでてくれてた。
なかなか泣き止まない私へ
ティッシュが数枚降ってきた。
ありがたく受け取って、涙を
拭き落ち着くように息を整える。


複合的な理由をいちいち話す
時間もないし、話したらまた
泣くだろう。彼は深くは
聞いてこなかったし、ただ
ずっと優しく撫でてくれて
待ってくれていた。
ふっと鼻を押された。
多分ふざけ半分だったんだろう
けど、私には、元気出せよ、
という感じにとれた。
やっと言えた冗談。
「鼻押されたらロボットに
 戻っちゃうかもよ」
少し笑えた。よかった。


「大丈夫、大丈夫」
呪文みたいに何度も言われて
本当に大丈夫な気がしてきた。
ありがとう、もう平気。
振り返ってキスしてもらった。
それがまた優しくて長くて
一気に安心できてスイッチが
入った。



OLD INDEX NEW



My追加



Design by shie*DeliEro
thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→CURE