「ほほぅ〜!」 と…突然、見知らぬ男性に声をかけられ、 その男性は何のためらいも無く 私の横に座り込んで紙の束を取り出すと 親しげに話し始めたのでした!
ナンプレが取り持つ縁!? …とでも言うんでしょうか(笑)。
そのおじいさんは目が悪くて あまり小さなマス目だと見づらいらしく。 折り込みチラシや要らない紙を利用して、 自分で大きくマス目の線を引いて、 そこに数字を書き写してナンプレを楽しんでいるようです♪
この日。 母は近くの整形外科でひざに注射。 紀斗はスーパー内の本屋で、偵察(笑)。 そして私は涼しいスーパーのベンチで 二人を待ちながら、 のんびりとナンプレをしていた時のコトでした。
「それは“星”いくつやね?」 ―「4つです。コレでも私にとっては必死です(~~)」
「チラシに写すの…良いですねぇ」 ―「パチンコ店のはツルツルで鉛筆がのらないから向かないねぇ」
「だいたい数字が30個ぐらいのをワシはやっとるが、 おたくが今やっとるのは、どんなもんだね?」 ―「へっ!?数えたコト無かった…え〜っと…27個ですねぇ」 「数字が少なくても、ぞんがい(案外)スラスラ解けるのもあるしなぁ」 ―「そうですよネエ」
「それにしてもナンプレやる人、おるんやねぇ(嬉)!」 ―「いやぁ〜!ワタシも声を掛けて頂いて嬉しかったです!」 「ワシは、毎日9時半に来てフードコートで問題を解いてから かぁチャンが待っとるで、お昼に帰宅するんですわ。」 ―「そうですか。じゃぁ次はワタシがオジサンを探して 声を掛けさせてもらいますね(^^)〜♪」
若い子じゃ満足できない(笑)。 いやいやいや…そういうんじゃないケド。 なんてコトない 素朴なやり取りだったのに なんか…楽しかった。 母と紀斗に報告すると ナンプレをする私を『変わり者』として見ていた母は 「他にも居るんだ…そんな変わった人が…」 「…え? …ソッチ?…」
意外と多いのだよ。 ナンバープレイスが好きな人。
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