凍りつくような寒さの中。 カーポートの屋根の下…とは言え、 外に置いてある自転車。
学校に行く朝はたいていギリギリで ちゃんと確認もせずに荷台にカバンを括り付け、 とにかく自転車にまたがって飛び出す奈央(~~)。
「ギアーが壊れた〜!」
そう言いながら慌てて戻ってきた日があった。 とりあえず急いで最寄の駅まで車に乗せて 送り出し・・・。
家に戻ると、 いつも通り、見た目は何とも無い自転車を ため息混じりに眺める。 ただギアーが回らないだけ。
外に出てきた母がポロっと 「ねぇ、普通の自転車じゃダメなの?」 と言った。 蓮舫さんのあの “1番じゃなきゃダメなんですか?” …が一瞬よぎる(笑)。
確かにギアーさえ問題無ければ、 普通に走れるワケで…。 奈央はギアーを『1』にして停めてあったケド。 もしも『3』くらいにして停めてあれば 母の言う“普通”の自転車として なんとか漕いで行けたのだ。 昔の普通の自転車にはギアーは無かったワケだし。
おぉぉ〜ビバ!!普通よ!!!!
実は、お昼頃に気温が上がり、 お日様が照りつけたら ナント!ギアーはいつも通りに回り、 元通り直っていた♪ 寒すぎて凍り付いただけらしい。 決定的な故障では無くてホッ! それにしても現代の脆さを感じる…。
奈央としては 大人の言う“普通”は理解できるものの、 往復16Kmの距離を毎日漕いで行くので、 “普通”じゃ困る〜〜〜!!!と (笑)必死に反論していた。 どうしようも無い…。 ♪がんば〜♪
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