初ヒデキ初ルリ子初演舞場ということで、『恋ぶみ屋一葉』をみる。
おととい従妹に、 「演舞場初めてだから楽しみー」と言ったら、 「そんなもの(大劇場ものっていう意味?)観にいくの?」と馬鹿にされましたが、 いくらファンキー(死語)でパンク(古語)なふりをしていても あたしはおばちゃんなのでルリ子のリリー(男はつらいよ)も、 ヒデキの桃太郎侍も、奈々子の真世も好きです。 だからさあ、人にチケットをもらったら絶対いくしかないです。 ルリ子さんはいつだったかテレビの舞台中継で『十三夜』をやっていたのを見たことがあって、 人力車に乗った女と、それをひく車引きのせつないお話に息が止まるくらいに感動したことがありますんで、一層興味がありました。 しかも演出はトオル(江守徹)だよ?
結果、どうだったかといえば面白かった。 派手な動きも歌もない。銘仙に博多帯のいなせな江戸の女性たちの服装は素敵だったけど目を奪われるほどでもない。 ヒデキにはあったら見せ場になるんじゃないかと思える立ち回りも1分くらいなもの。 実際、新橋演舞場でなく、もっと小さい紀伊国屋やサザンでやっても問題ないような話でしたが、とても楽しかったです。
通俗作家として人気を博している加賀美と、下谷で恋文屋をしている奈津は尾崎紅葉の弟子。 そこに書生になりたいといってきた青年が地方からやってくる。 奈津のもとにも昔なじみの菊が尋ねてくる。 彼女は加賀美と激しく恋をしたが師匠の尾崎紅葉に引き離された芸者小菊であり、書生はその子供であった。 書生は先輩書生に連れられて行った吉原で芸者の桃太郎と出会う…。 過去の恋の残り香と、今の恋の、ほのかな感覚。そして明治の終わりという時代のもやもやした感触をやんわりと運んでくる話。
亮さん(加賀美)にずっとほのかな恋心を抱きつつ、親友の小菊の恋文までつくってやった経験のある奈津は菊が実は生きていて(死んだことになってた)東京にでてきているのを亮さんにいえないでいる。 21年ぶりに東京にきて、亮さんへの気持ちも、亮さんからの気持ちも、なつかしさだけであったと悟り、田舎に帰る菊。 21年、小菊の面影を抱き、かわいそうな芸者の小説を書き続ける亮さんも、菊に会ったことにより、未来に生きる決意を決める。自分にとって、文学を話しあい、一緒に月見をできる奈津がどんなに好きなのか。
そーんな小さい個人的なぐにゅぐにゅした感情を大劇場いっぱいに発散できるルリ子さんが素敵でした。 もう、ずっと、ね、 「りょうさん、今更菊さん選ぶなよ!奈津さんを選んでくれよ」 とあたし、こころの中でいのりっぱなしでした。(笑) だって小さくて細くて、年もいっているのにルリ子さんかかわいかったです。
私事ですが、あたし、今までずっと自分の容姿というか体型にコンプレックスがあって、小さい自分がインパクトなくてきらいで、ずっとモデルさんみたいに大きく綺麗になりたいと思っていましたが、小さくてもあれだけ魅力的な年のとり方ができるならいいなと思った。 容貌は近づくのは無理ですが、 がんばって、女と心を磨いて、 これから気風のよい江戸女をあたしはめざします!(また無茶な)
ええと、昨日書いたドリアンに関して、まだ書き足りないんだけど、 実は明日の朝までに提出する仕事がありますのでこれからエクセルします。(仕事とろいんだよ、あたし) ではごめんっ!また明日。
WEB拍手ですが、まだ不安定。 ま、こっちでは返すレスはどうやらないようですが。(笑)
|