| 2006年07月28日(金) |
『ポプコン シングルコレクション 70’S』 |
このアルバムの曲の数々には思い出がぎっしり。 どれもシングル盤を友達と相談して買って、貸し合いしていたものばかり。 あるいはラジオに電話や葉書でリクエストした曲たち。
特に、根田成一の「哀しみのバラード」は単純な曲だけど心に響く名曲だ。 海へ向かって歌いたくなる。
ポプコンで入賞して1曲だけシングル盤を作り、アルバムを作るところまで到達することなく、思い出の片隅に埋もれていった曲たち。 もちろん、1曲だけで終わらず、ずっと今日まで歌いつづけておられるアーティストの曲も収録されている。 私にとってはひとつひとつが違う色、違う輝きの宝石がつまったようなアルバムだ。
70年代はフォークの時代だったけれど、ポプコンは意外にフォークではなかったと思う。 ものすごくバラエティに富んだ楽曲を持ち寄ったコンテストだった。 ロックっぽい曲あり、コメディのような曲あり、わけのわからない曲もあった。 英語の歌もあったし、みんな知恵を振り絞り工夫しまくっていた。 パフォーマンスも楽しかった。 私は昔の歌を聴きたいとはもはや思わないけれど、ポプコンのこのアルバムは別だ。 これだけバラエティに富んだアルバムだと聴き応えがある。 まだまだ埋もれてしまった名曲はたくさんある。 もっと、もっとマイナーな曲集もだしてくれたらうれしい。
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