| 2006年03月04日(土) |
『Natural』 岩崎宏美 2006.2.22 |
アルバムタイトル通りとても自然なアルバムだった。 まず私はジャケットの犬とたわむれる宏美さんを見て、 なんて自然な顔なんだろうとすぐにこのアルバムが聴きたくなった。 歌詞カードの中にも3匹の犬と遊んでいる宏美さんの写真があり、 どの写真もとても自然な笑顔だ。 そして犬の方も宏美さんを信じきっている笑顔だ。
そして中身もとってもとっても自然で、今の宏美さんを歌っている。 全体を通してこんなにもおだやかな気持ちになれたアルバムは 久しぶりだなあと思った。 すごいインパクトのある曲はないけれど、どの曲にも今の自分がうなずける。 昔の夢や恋を思い出して歌にするより、今の自分の気持ちや愛情、 今の自分がやりたいことややれることを歌う宏美さんにとても共感した。
「心の声」「うたがある」はずっと歌い続けたいという宏美さんの心の声。
「この道」はこの道の向こうにどんな空があるのでしょうと 気負わず焦らずに巡る季節を楽しむ感じがする。
「Bewith」は気づけばそばにいる女友達の歌。 そういう友達が最高だなと思いながら聴いた。
もう一つ「友達の詩」という歌もある。 こちらは異性の友達の歌。 大切な人は友達位が丁度いいというこの歌は 切ない女心も感じられて、とても素直で自然だと思った。 若い頃と違って大人になってからの「友達」は難しい。 純粋な友達がほしいと誰もが願うのになぜか難しかったりする。
最後の中島みゆき作詞・曲の「ただ・愛のためにだけ」は おそらく中島みゆきが歌った方が迫力があると思う。 岩崎さんの声で聴いていても、中島みゆきの声がかぶさってくるように聴こえる。 しかし、岩崎宏美さんの声の細かい抑揚と独特の繊細さが 油絵を水彩画に描き変えたかのように薄く優しくしている。
全体的に詞、メロディ、ジャケット全てがとてもナチュラルだった。
あと、シングル「ただ・愛のためにだけ」を購入してキャンペーンに応募したファンの方々全員の名前が書かれた紙が入っていた。 岩崎さんのファンへの感謝の言葉も書かれていて、ファンとしては一生物の宝物になるんだろうなあと思った。
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