私の音楽日記

2005年12月21日(水) 「かざぐるま/空蝉」  一青よう 2005.9.21

一青さんの声は和風の楽器のようだ。まさにアジアの歌姫だと感じる。
「かざぐるま」は映画で使われた歌だそうで、歌詞が抽象的でよくわからないが、それもそのはず。
風は見えないから。見えない風がかざぐるまをまわすから。
見えなくてもそこに存在するから。
最後の「待つことも恋でした」というフレーズが一番わかりやすくて好き。
見えなくても形がなくてもそこに存在するという意味で風と心は似ている。

カップリングの「空蝉」がこれもまたいい歌だ。
これは中村雅俊さんに書いた歌で、雅俊さんが歌う「空蝉」も素晴らしくいい。
思いっきり中村節が聴ける曲だと思う。
歌詞も言葉遣いがやさしげで中村さんにぴったりだと思う。
一青さんは他の歌手に詞を書くことにも優れていると思った。
中村さんの「空蝉」と一青さんが歌う「空蝉」はぜんぜん違って聞こえる。
中村さんはひたすら優しく相手を見守っているようなストレートな歌い方だと思う。
が、一青さんは決してストレートに歌っていない。色んな意味を含んだ歌い方をしている。
空蝉は決して優しいだけではなく、弱がる強さなど色んなものを持っている。
そして、アレンジがものすごくよい。
この手荒でそっけないアレンジは歌を立体的にしている。
なんと言っても、初めのフレーズにまいってしまった。

  赤い糸は僕とつながってたはずの ラプソディー

赤い糸を信じている人はどれくらいいるのだろうか。



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