| 2005年08月01日(月) |
「海風は時を越えて」 平川地一丁目 2005.7 |
平川地一丁目はどんどん大人になっていく途中の二人なので、アルバムが出るごとに声が変わり、顔がかわり、ギターのテクニックも微妙に変わっていっている。 このアルバムでは前作とは違って、声が安定してて安心して聴ける。 前作ではかなりのどが苦しそうだった。高い声を無理に出しているのが痛々しかった。 今回のアルバムでは声が落ち着いて、無理せずにのびのびと歌っている。
曲は限りなく素人っぽいと思うけれど、他のグループとは違う何かがある。 他のグループとは違った荒削りな素人っぽさというのか、あくまでもアコースティックギター主体のアレンジや全面的に声を押し出すような録音の仕方が他のグループとは違う味を出しているのでしょうか? そして何よりも中学生と高校生の兄弟の作り出す歌が、学園祭でここぞとばかりに力いっぱい歌う二人を見ているような音楽が、かえって新鮮に感じるのでしょう。 放課後フォーククラブの部室で練習しているような「夢みるジャンプ」、いかにも中高校生らしい視点の「背広姿のエライ人」、ギターの音色のきれいな「歌のない曲」、最後のリフレインが印象的な「島を離れる夢を見て」、ほんの少しの骨太さを感じられる「いつもの通い道」などたくさんいい曲を作って歌った兄弟の歌を生で聴きたくなるようなアルバム。
|