〜鳥籠の中の戯言〜
鳥籠の中で空を見上げる…
鎖された世界でも…夢は見れる…
だから私は此処で戯言を呟きつつける…

2011年03月13日(日) 災害は突然にやってきますね。

11日、私が住む所では震度5弱の地震が発生しました。

生まれて初めての激しい揺れに動揺しながらも我が家は当時家族全員が午後からは家にいたため安否を心配することがなく、頻発する余震に不安を抱えながらも家族みんなで車の中でラジオを聴いていました。
また自宅は復旧しなかったものの夕方には近くの公民館の電気は復旧してくれた為に冷え込む夜は公民館で暖かく過ごすことができました。
余震の多さに眠れない不安は、携帯からツイッターを見てお友達や様々な人の善意、フォローさせてもらっている声優の安元洋貴さん、angeloのキリトさん、riceの有紀さんなどの励ましのツイート、必要な情報に関するRTなどを揺れで眠れない中見て励まされました。
偽りの情報を流して楽しむ輩もいたようですが、「なにかしたい」という善意で様々な情報が飛び交うのは本当に有難く、また、友達の安否を確認して
ほっとすることが出来ました。

翌朝、雪の積もる中、電気の復旧している所にいる親戚が温かいオニギリを差し入れしてくれました。
そして昼前に我が家も電気が復旧。
山形県内は、12日の午後10時くらいでやっと電気が全面復旧になったので、こんなに早く復旧してくれた事は幸運としか言えません。
公民館ではやはり安心できるわけではないですし、何より猫が心配で電気が復旧する前から交代で家に戻って茶の間を暖めていました(電気の要らない石油ストーブの有難さを実感しました)
猫たちもやはり異常を感じているのか、ぺったりとくっついていたり、人の側でやっと安心したように熟睡を始めたり…地震の時には真っ先にコタツの中に避難した猫達には感心しました。

月曜日からお仕事に出勤のため、今日しか行けないと病院にも電話で確認して行ったのですが、普通に自動車運転学校の教習者が教習をしていて、まだ電気の復旧も途中なのにまるで何も無かったような街中の景色にゾッとしました。
隣の県ではあんなに恐ろしい事態が起きているのに…余震もおさまっていないのに…それでも普通に動こうとしている自分も含めた人々。
まるで感情の無い人形じゃないかと思ってしまいました…。
でも、その後会社からの電話で出勤は一週間先延ばしにして欲しいと電話をもらい、お気遣いの言葉をもらってほっとしました。
出勤しても何も出来ませんもの…。

地震から三日目の今日も強い揺れで起きました。
それでも、いつでも避難できる準備を整えながら、今日一日が無事に過ごせたことに感謝。

まだ宮城在住の友達の多くの安否が確認できていません。
ニュースで流れる絶望的で恐ろしい光景に気分が滅入ってしまいます。
だから、少しでも楽しいことを考えなければ…。
家族と一緒のときに被災したこと、停電も酷くなかったこと、本当に幸運でした。

被害の酷い地域の皆様の心が一日でも早く晴れますように…。
ご家族と連絡のつかない方が無事にご家族と合流できますように…。
どうかどうか、一人でも多くの命が救われますように…。

一分一秒でも早くライフラインが回復するよう頑張ってくださっている皆様に感謝しつつ、祈ることしか出来ません。

生きていること。
怪我もなく、被害も少なく、自宅で過ごせることの幸せを感じながら、うまく言葉に出来ませんが書いています。

今回の震災でお亡くなりになった沢山の命のご冥福を祈って…。


 〜埋モレタ嘆キ〜  〜全テノ言葉〜  〜新タナ戯言〜


沙神 [HOMEPAGE]