プリンセスナイトメアのＰＳ２版にフランのハッピーエンドがあるなんて聞いてないよ〜！！！！！
チェシャとプリンスが攻略対象になっただけだと思ってたからＰＳ２版はいらないや…とか思ってたのに…。
フランとハッピーエンドになれるなら欲しいよ…ＰＣ版で追加ディスクでないかしら…（熱望）








さて、ここからはエーデルブルーメをコンプしたので、盛大にネタバレしながら感想を。





・世界観
山奥の小さな村、その閉鎖された世界の中で主人公は異端である「領主様」に求婚され、それによって村人達は彼女を魔物か魔女ではないかと思い始め、主人公は追い詰められていく。
小さな村というのは結束が固い分、違うものは集団で排除しようとする。
そんな人間の疑心暗鬼が一番怖い。
吸血鬼を「貴族」と呼んだり、狼男や妖魔などの「異端」が森には潜み、山の上には「領主」の城が不気味に存在する世界。
と、世界観はゴシックホラー的で、キャラデザはウィルの薄葉カゲローさん、ＯＰはこちらもウィルと同じく観月あんみ嬢。

…ここまでは最強です。
が、内容は…やっぱりオトメイト…もう少ししっかりとして欲しい…尻切れトンボというか、突然話がぶった切れ、無関係な話が始まったりと振り回されてる感じ。
個人の妄想で話を補いながら進めたので私は「ま、こんなもんよね…」という感じ（笑）
ウィルより個人のシナリオは作ってあるけど、内容は支離滅裂。

しかし、キャラは設定や声優も良い！
・ジェラルド
領主様。メアリに求婚するけれど、選ぶのはメアリに任せるという…オクテで自分で料理を作ったり釣りをしたりするのに、裁縫はできない、髪の乱れにも無頓着なあたりが貴族なのに人間くさくて可愛い。
使い魔のリルムによく怒られてそう（笑）

・コンラッド
中央教会から派遣された異端審問官。
無愛想だけど、突然居眠りしたり、メアリに体を触らせるあたりニブニブ（笑）でも案外世話焼き。

・ヴィクトル
不器用ツンデレなメアリの幼なじみで人狼。
素直になれないでメアリにイイコイイコされて照れる姿が萌え！！
ＥＤでも、お花で作った指輪でプロポーズとか可愛すぎるよ！！（安元ボイスでツンデレ、たまらない！！）

・バラージュ
別の領地をおさめる領主。
一番危険な人かと思ったら一番良い人。
メアリを輪廻から解き放つ為に自らが朽ちるのを覚悟してダンケルハイト（血と殺戮を好む堕ちた貴族）になる。
諏訪部の声がヤバイ！孕む！！
ＥＤも一番切ない。

・リチャード
村長の息子で、ナルシストで自信過剰。
人の話を聞かずに妄想の世界へ行ってしまうＫＹな子（笑）
彼なりに頑張ってるけど、やっぱり頼りない。
ＥＤでの着飾りっぷりに茫然。

・オーギュスト
…怖い。ストーカー。狂ってる。
メアリが一晩牢に入れられた時に花を持ってきて「明るくなって気が紛れるだろう？」とかぬかす姿は心底怖い。
ＥＤは完全に精神崩壊していて救えない。
真面目に怖かった…（泣）

こんなキャラを攻略するので、ＥＤはハッピーエンドというよりも、どこかにしこりが残っていたり、悲しい結末だったりする。
特にオーギュストは救えない。
システムにある、輪廻ははっきり言って意味が無かったと思う。
妄想力が乏しいと、完全にクソゲーだと思う（笑）
絵と音楽、声優萌え以上の期待はしない方が良いです。