木津未来会議の日記
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| 2010年12月06日(月) |
議員定数削減の条例に関わっての議論が始まりました |
11月22日に開かれた臨時議会において、議員定数を2名削減する条例案が提案されました。 新聞などでご存知の方も多いかと思います。私も議案に賛成者として名前を連ねています。
インターネット中継が可能となり、過去の分も見えるのは助かります。 録画中継を聞きながら、議事録を作成しました。以下です。
<議員定数削減の条例改正についての議会本会議での審議内容> くれは作
吉元議員の議案説明後、質疑に移りました。
村城さん ・さくら会の会報では9月議会提出となっていたが、なぜ今か。 ・ここにいたるまでの経過の声明を。 ・提案理由は、理由ではなく内容に過ぎない。理由は何か。 ・時期選挙を目前に、今後をどう考えているのか。 ・提案に賛成の方の意見はどのようか。
吉元さん ・さくら会では検討してきた。検討会でまとまったもの。 ・提案理由は、賛同議員の総意であり、意見は差し控える。 ・議員定数には定説はない。行財政改革の観点を踏まえ、 市にとって何人が適正化を話し合って得た結論。 ・賛成者の意見は、26から2名減をし24とするもの。 ・各議員・各会派に案内を出した。こころある議員が参加し、 4名減や2名減との意見が出た。 ・賛成者の意見は、提案理由とまったく同じである。
村城さん ・内容であり、理由がこれでいいとは私は個人的には納得 できない。 行財政改革の観点からといわれたが、4減とするのと2減 にするのではどう違うのか。 ・説明会参加者の中には、議会を積極的に改革するなら 議員定数削減しなくてはいい、また合併後の住民課題が ある中、削減しなくてもいい、という意見を各会場で あったと思う。 ・住民とともにまちづくりをしていく中、議会の役割を 明確にする中で、どのような議論があったのか。 具体的な意見を説明せよ。 ・賛成者の中におやめになった方がいいのではと、必要 でないならまず自らがおやめになった方がよい方が、 次の選挙では定数削減をとの考え方はどうか。
吉元さん ・不適当な議員という提案については、関わりがないので 答弁は控える。 ・議員数が減ることで行財政改革となるのかについて、 1人年間620万円、2人、4年間で4960万円の削減。 1円たりとも無駄にできない。税金であり、大きい。 ・議員削減をすることで、行政職員のさらなる財政 改革の推進をもとめる起爆剤となればとの思い。 ・議会改革、条例制定後の議会はパワーアップされた ものとなり、議会改革とあわせより精鋭とされたもの となる。 ・議会の役割は、立法、意思決定、監視の役割・機能を 確保する中で議員定数を削減をしていく。
村城さん ・質問内容をきちんとメモして答弁しなければならない。 本会議では3回しか質疑できない。議運に付託である。 委員外発言はできると思うが。 提案したからにはきちんと説明を。提案者としての資格 がない。 ・地域によっては人口が増えるところ、限界集落の ようなところ、学童保育がどんどん増えて分割する ところ、幼児虐待もおきている。さまざまな課題が ある中、議員も同じ任をもつ。そのような中、 合併協議会において、議員の定数は特例を使わず 全地域で26人と決めた。 説明会でもあったが、市民の中に出て行って意見 を聞くのもひとつの改革の方法。インターネット も改革の方法。議員の姿が見えないといわれる中で 議員定数を減らす意味がわからない。 以前、木津川台の質問をした時に「地域のことを わからない議員がしても」といわれた方がいた。 すべての地域から出られないのにさらに削減する という状況は、住民と議会の関係を薄める。 ・後1回の選挙は同じ数でして、増やしてもと思って いるが。この状況についてはどのような議論を したのか。議員と住民との結びつきは今よりどう パワーアップできるのか。 ・財政改革であるのなら、4人の方が削減効果がある。 どうして2名になったのか。
吉元さん ・合併協議ですでに削減しているとは、合併協議の 時点で合意された数。 ・民意が反映されないについては、議会報告会や 議員の活動で可能。 ・4人の提案がなぜ2人かは、検討会での合意。 ・議会の機能を弱めるについては、他の類似自治体 でもしており、可能。
梶田さん ・反対賛成を今後判断しなくてはならない立場。 吉元さんの答弁を聞くと4つも5つも答えられない といわれるが、特別委員会を設置したらと提案した がかなわかった。 ・提案理由に合併の決定とあるが、協議会で26人と 定めた経過の説明を。 ・なぜ、2人削減なのか理由を。 ・アンケートには、定数も多い、報酬も多いと出た。 それぞれ74%、61%。定数と報酬の兼ね合い についてはどうであったか。 ・地域審議会加茂・山城)に相談したのか。
吉元さん ・協議会での話しは、協議の時点で合意した人数である。 ・議員定数削減にむけた検討会で合意した人数である。 ・報酬は、第3者機関の報酬審議会で議論すべきものである。 ・付託委員会において、十分な審議がなされるもの。 ・アンケートや直接届いている市民の意見を参考にし、 公聴会や参考人に市民の意見を聞く場を設けた上で、 結論を出していくものと思っている。
梶田さん ・きちんとした答弁を求める ・合併協議会での決定はわかっている。各町の議員が どのように苦労したかを聞いている。提案者として 調べておくべき。
吉元さん ・地域審議会での説明はしていない。 ・協議会の中で定数を26人として経緯は、あり方勉強会 で木村議員よりいきさつは聞いた。ただ、このことは 合併協議の中での合意であると思っている。 理解はしている。
梶田さん ・加茂町の施設についても議論された。特例を使えば 50人でいける。それをただ一言合併協議会での合意 というような他人事ではいかがか。 ・公開質問状を提出するので、その際には十分な回答を。
吉元さん ・橋本市や京丹後市のように合併後にあらためて議員 定数の議論をし削減していった自治体もある。 ・公開質問状については、内容を見て検討し、答えたい。
宮嶋さん ・質疑であり、立場を述べるわけではないが、定数を 削ることは民意を削ることであるとの立場で聞く。 ・定説があるわけではないといわれた。何人でもいいと はならない。法律は何を基準に定数を定めているのか。 ・24人が適正と答えられたが、根拠は何か。 ・さくら会は、行財政改革が理由といわれていた。 2人減らしたらどれくらいの経費が減るか。4人 ではもっと減るのではに対しては明確な答弁なかった。 適正とする理由は。 ・2人を減らさないで、報酬を減らすとすれば、報酬は いくらにすればいいのか。 ・議会費の割合で評価されることが多いが、府内16市 において議会費の割合は木津川市ではどうか。 ・議会基本条例を作ろうと進めている。前文に2元代表 制と市長との関係が書いてある。行財政改革を迫る ことができるとこたえたが、自分も身を削るという 姿勢での発言と思う。 政治の主人公は市民、やるべきは市民の立場にたった 政治になっているかどうか。その意味で、定数削減 が議会の2元代表制の力を発揮することになるのか。 ・市民の代表を2人減らすことである。参政権の観点 でみれば、問題。議員定数削減は市とのパイプを 細くし、市民の願いが届きにくくなるのでは。 合併してよかったとの声を吉元さんはきいているか。 合併後、議員が半数になり地域の声がどれだけ 届いたのか、2人減となるとどうなるのか。 ・民意が反映しないについて、議会報告会や議員の 活動をすれば、足りるといわれた。21年12月議会 で、25人が一般質問している。府内のそのような 議会が他にあるか。一般質問していない議員が多く いる議会もあり、ほんとに働いていないのかという 議会もある。
吉元さん ・議会費については認識ない。 ・24人の議員が適当かは、類似団体の議員数を参考にした。 ・職員数は、類似団体より少ない職員数で頑張っている。 その中で議員自身、自らも決意を示すことが議員として の責務であり、民意である。 ・2人の経費を4人にすれば報酬が4960万円の倍になるわけ だが、この議論については4減で財政改革と思っていた。 これから人口が増えることを考え、検討会の意見を参考 にして取り入れた。 ・一般質問が多いので、削減しなくていいとのことだが、 議会開催していない時間にも積極的な議員活動は可能。 ・市民の代表者であるとの質問。議会に対する期待度が 高いので削減しないというものではない。市民の期待に こたえる努力をすることが重要と考える。
宮嶋さん ・24は何が適正かについては、類似団体を参考にしたと。 平均でしょ。根拠を示していない。 ・削減する議員の集まりの中で2としたんだ。4と思って いたのに。4で提案したらよかったのでは。そうすると とうらない。とうるかとうらないかの中で出てきたの でしょ。 ・議会費が一般会計の中で占める割合をしらんといわれた 勉強会で事務局が作成した文書がある。 木津川市の場合1%。1%は3つ。さらに低いのは7つ ある。中位に位置している。 議員報酬は16市の中でもっとも低い。 決して無駄遣いしていることにならない。 ・もっと議論すればいいのだから、民意を削ることだから、 反対している。2人減らすことと同等の効果をあげる にはいくら減らしたらいいのか。計算していないのか。 620万円の経費といわれた。議員共済の市の負担分が 70万円入っている。今の議論からすればなくなること になる。掛け金も不要。 ・法律は何を基準にして決めているのか、答えが なかったが、はっきりしている。人口である。 5万〜10万は30と決めている。 ところが、議会をなくすことはできない。 ただし、町村においては直接民主主義があるが、 市はそれがない。3万人あるので、法定定数30は続く。 人口が増えているまち。政治的課題が起こっている。 行財政改革で問題が解決できるのか。 議員が働いてこそ解決できる。
吉元さん ・報酬については第3者機関にゆだねるべき。 ・人口によって決めているということであるが、 8月2,3日の議運の研修先の岐阜県多治見市、静岡県 島田市の例。両市とも法定定数は34人。 現実は、23人、24人。木津川市より人口が3〜4万多い ところでも改革を進めている。 財政力指数も、木津川市0.69であるが、両市とも 0.82と余裕がある。人口も多い、財政力も豊かで あるが、自治体において適正な議員数は何人かを決め ていくもの。 ・人口が増えていると。精華町、生駒市、京田辺市で の議員削減が議論され、、すでに木津川市より少ない 人数7。 ・議会費については、十分説明できずであったが、 説明のとおりである。 ・今回は定数を2減にする話をしているものである。
宮嶋さん ・減らすことの意味を明確に答えていない。 4年間の経費を議員みんなでわったらいくらかと 聞いている。3万円減らし32万円にすればいい。 議員共済もなくなる。2万7千円減らしても議員共済 がなくなれば増える。年金のことを考え議員になって いるのですか。そんな志が低い人ではないでは。 ほぼ全員が質問し、多くの意見を聞かせてもらう から2元代表制が高まる。 ・一般質問をする議員。舞鶴市は30人で13人43%。 宇治14人で47%。八幡45%。そういうところは 減らしてもいい。木津川の26人は4年間努力している。 議会費、議員だけの努力ではない。 職員も努力している。みんなが努力している。 合併して4年で議会基本条例も策定する機運も高まった。 2名削減が行財政改革になると。ほんとになるのか。 みんなでやれば26人でもできる。減らせば議会が よくなるというのは、何もしない議員ばかりだと そういえるが、木津川市議会ではそうではない。 ・市民の代表。その代表が少なければいいとはどこから 考えても出てこない なぜ2人減らしたらよくなるのか明確に。 吉元さん ・減らす根拠は、アンケートの74%の民意。 金額面で共済費がなくなるといわれたが、今はその ままであり、現実に行われていないことには答えられ ない。 ・職員数が他市に比べて少ない、議員も襟を正していく。 ・一般質問が全員しているので、減らす根拠がどこにある のかについては議会活動をする中で市の職員と話すなか で解決できる問題。 ・2名削減は財政改革になる。 ・アンケートによる民意によって減らす根拠。
長くなりました。続きは明日。
木津未来会議

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