HARUKI’s angry diary
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昨日、今日と珍しく雨が降らなかった。
早朝、クマが言った。 「木、切ってくるから!」 へ?
ウチには庭などないので、切るも何も木なんかない。 よーするに、お墓の木を刈ってくるということらしい。 「行ってらっしゃ〜い」とクマを送り出してHARUKI、再度寝る。
午後。 クマが言った。 「HARUKIちゃん実家の木も切ってくる!」 へ?
クマ「この前、お母さんに頼まれたんだよ」 HARUKI「そーだっけ?」←覚えてろよっ!
っていうか、いきなり木を切りたがるクマってどーよっ!
HARUKI「今日、デパートに買い物行きたいんだけど」 クマ「まだ、買うものあるの?」 HARUKI「あるっ!!!」←おーい! クマ「じゃ、先に実家行こう!」
クマは車に、テレビショッピングでよく見かけるけどウチでは絶対使うことないだろうなぁと思っていた高枝切り鋏をつんでいて(←いつ買ったんだかっ!)、実家に到着するとさっそくそれを出して、庭の木を切り始めた。
なかなか手際が良い。 HARUKI「上手だねぇ」 クマ「なんなら四角く切りそろえましょうか?」 HARUKI母「いいわよ、別に。ボサボサでなければ」 クマ「丸くも出来ますが」 HARUKI「へーーーー、どしたの?」 クマ「お墓の木、何度も切りに行ってるうちにうまくなったんだよ」 なるほど。やっと謎がとけた。 木切るのがうまくなったので、やたら「木切る」「木切る」って言い張ってたのか。 まったく、わかりやすいヤツだ。
母「そのうち、ミッキーマウスの形に切ったりして?」 クマ「えっへへへ〜」←その気があるらしい HARUKI「バカボンのパパだね」←ほめ言葉らしい クマ「おれ、失業したら植木屋やろうかなぁ」 おいおいおいおい。そこまで増長することねーだろ! 植木屋さんなんて、一朝一夕でなれるもんじゃないんだぞ。←当たり前
無事、伐採(笑)終了。
母「シャワー浴びてけば?」 クマ「でも着替え持ってきてないんで」 母「私のXLのTシャツ貸してあげるから」 クマ「すいませ〜ん」
さて、HARUKI母から借りたVネックのペパーミントグリーンのXLのTシャツを着たクマ。サイズは調度いいのだが、どうも、妙。 母「あら、調度いいじゃない」 HARUKI「Tシャツはかわいいけどね」 クマ「おかしい?」 母「普段、そーいう色、着ないでしょ?」 クマ「はい」 HARUKI「うーーーむ」 母「……………」 クマ「どっか?変?」 HARUKI「いや………」 母「どうもありがとうね〜」
そのまま、車でデパートに行ったHARUKIとクマ。 駐車場に車をいれて、車を降りた。 クマはいつものように頭にてぬぐいをかぶっている。 わかった!←何がだよっ!
HARUKI「せめて、その手ぬぐい取りなよ」 クマ「え?そぉ?」 HARUKI「いいから」 クマ「?」
「トイレ!」と言ってトイレに走ったクマが戻ってきて言った。
クマ「鏡見て、わかった。どう見ても、オレ、力仕事に来た作業員だね」 HARUKI「その通り!」 クマ「若い作業員のコってこーいうきれいな色のTシャツ着て、頭からてぬぐいかぶって、例のダボダボのパンツはいてるよな」 HARUKI「その通り!!」
だからぁ、似合いすぎなんだってば!そのTシャツと手ぬぐいがっ!(爆) おまけにその体型だし!
HARUKI「一応、私ら、今日は、お買い物客だからさぁ」 クマ「…………」 HARUKI「見かけだけなら、キミ、いつでも植木屋さんで通用すると思うよ」 クマ「………………」 HARUKI「キミが学校の先生だなんて、絶対ダレも思わないからさ」 クマ「………………………」
買い物が終わって、休憩中。 クマ「このTシャツ、おかあさんが“くれる”って言ってたけど、返そうっと」 HARUKI「なんで?」 クマ「まだ、教員、続ける予定だから…」 HARUKI「だはははははは!」
そいえば、クマは車の免許を取りに行っていたときも「プロレスラーの見習い」に間違えられていたんだった。
クマに一番似合わない職業が、教員かもしれん。 ま、人は見かけによらないってことで(笑)。
Mikan HARUKI
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