HARUKI’s angry diary
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| 2005年04月12日(火) |
長年の不倫の果ては… |
お詫び:今日の日記は「待ち暮らし」という小説の話です。ネタバレしますので、もしこの本を読むご予定がある方は、今日の日記はご覧にならないで下さい。
長年不倫をしている友人(独身♀)が本を貸してくれた。 タイトルは「待ち暮らし」(早川書房刊)。 著者はハ・ジンという中国人だが、英語でこの作品を書き、アメリカで賞を取った。
ストーリー 時は中国の文化大革命の頃。主人公は軍人であり医師である林(リン)という男性。彼は、農業を営む家に生まれ、見合いで淑玉(シュユイ)と結婚し、一女をもうける。その後、都市部に単身赴任。勤務先で知り合った看護士のマンナ(漢字が面倒くさいのでカタカナ表記)と不倫関係に。ただ、この不倫関係は、肉体関係を伴わないプラトニックなもの。その後、マンナに縁談が持ち上がったり、マンナがレイプされたり、種々の出来事をへて、18年間の別居生活により「結婚生活が崩壊していること」を裁判所に認められ、やっと離婚が成立。 中年にさしかかった二人ではあったが、めでたく林とマンナは結婚。マンナは、双子の男の子を高齢出産する。だが、心臓病のあるマンナは、仕事と子育てと病気で精神的にも参ってしまい、長年の希望がかなって結婚したはずなのにリンを攻め続ける日々。そしてマンナの家事や育児を手伝いながらリンは思う。 「果たして自分は本当にマンナを愛していたのだろうか?単に長い間、離婚して再婚しなければ、という考えにしばられて、今日まで来てしまったのではないだろうか?」 と。 春節の夜。別れた妻淑玉と娘が住む家を訪れた林は、自分が本当に求めていたのは、淑玉たちと営む暖かい家庭であり、マンナとのつらい結婚生活ではなかった…ということに気付くのだった。
中国というお国柄、文化大革命の時期の軍隊という特殊な設定ではあるが、内容的には「略奪婚はうまくいかないべ」という話である。
毎年、夏休みになると林は、妻の元へ行き「離婚して欲しい」と話し、妻の同意を得て裁判所へ向かう。だが、いざ裁判官の前に出ると淑玉は「離婚したくありません」と答える。
この繰り返しを18年も続けていたというエピソードにHARUKIはうなってしまった。もちろんこの作品はフィクションなのだが、いや〜、クマ妻を見ている限り、これは実にリアル。
そして最後の林の結論。相手を愛していたから離婚して再婚したかったわけではなく、障害があったからこそ、そう思い込んでいた、というあたりが、これまた感心してしまった。 うーん、そーいうものかもしれん。←おーい!
本を貸してくれた友人と話をした。 友人は、HARUKIとクマの関係のように内縁関係ではなく、ごく普通の不倫関係をかなりの年数続けている。
友人は「マンナにすごく共感した。長い間の不倫のせいで精神が壊れていく彼女の気持ちが、すごくよくわかる」と言う。 なるほど〜。そうだよねぇ、不倫を長く続けていくのはそれはそれはつらいものだよねぇ。
HARUKI「私は林に共感したけど」 友人「なんで?」 HARUKI「障害があるからこそ、関係を引きずってしまってるって状態すごくわかるからさぁ」 友人「そうかなぁ」 HARUKI「私だってこのままクマとずるずる行くより、もしかしたら、新しい人生を考えるなら1日でも早いほうがいいかもしれない、って思ったもん」 友人「えぇぇぇぇぇ?私はそーいうつもりで本を貸したわけじゃないよぉ」 HARUKI「いや、実に面白かったよ」 友人「あの本をなんでそーいう風に読むかなぁ」 HARUKI「え?違うの?」 友人「………………」
だって、最終的に主人公は妻との暮らしを選ぶわけだし。
この本の話をクマにした。 クマは言った。 「大体その男さぁ、愛人と寝てなかったんだろ?18年間も付き合ってて。そもそもそれが異常だよ。その時点で自分は愛人を愛してないって気付くべきなんだよ」 へーーー、男の理屈ってそーいうもんなんだぁ。 HARUKIから見ると、肉体関係があろうが、プラトニックだろうが、愛情は愛情なのでは?と思うけど。違うんだぁ。ほぉ。
友人の不倫関係、そしてHARUKIの愛人生活がこの後、どう展開していくのかはまったくわからないが、この本のお話みたいに、終わりは「なぁんだ、やっぱり元鞘ね」という結末になる可能性もある。 逆に「やっぱり元鞘には戻らないんだ」という愛人側には都合の良い終わりになることだって考えられる。
いずれにしても、男と女の未来は誰にもわからないものなのだ。
Mikan HARUKI
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