ずっと買うのを迷っていた「フランソワ・トリュフォー映画読本」が プルーストとともに届く。 トリュフォーはゴダールのようなエリートとは違って 感化院を出入りし、独学で読書と映画通いで 自分の知識を広めていった。 この本を読み、 「大人は分かってくれない」を見ると 感慨深いものがある。
「突然炎のごとく」でアンリ=ピエール・ロシェの2冊目の小説の 引用をジャンヌ・モローが語る
ー「きみを愛してる」とあなたは言いました ー「待って」とわたしは言いました。 ー「わたしを抱いて」とわたしは言おうとしていました ー「もう用はない」とあなたは言いました
愛の衝動の永遠のすれ違いを要約する形。
トリュフォーの映画はただただ軽薄な映画ではなく 随所に美しい言葉と、幸せに隠れた陰鬱さをアクセントにして なんでもない映画なのに涙がでてくる。
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