りえるの日記

2005年12月26日(月) 塩野七生

少し時間の余裕があったので、塩野七生のエッセーを読む
「イタリアからの手紙」より

「忠告(一)
 ヴェネツィアを分かりたいと思ったら、夜、人のいない街を歩きたまえ。
自分の靴音を聴きながら、運河に沿って歩くのだ。橋の上で、
下の水の流れを、両側の寝静まった窓を見るのだ。
そして、自分の心とだけ話す」

 忠告(二) 
 きみはすでに、ルネサンス時代のヴェネツィアは理解してる。
この街が、繁栄の頂点に昇りつめた15世紀までは理解しているはずだ。
地中海を支配した、高貴で大胆不敵なあの時代のことだ。
  しかし、きみがヴェネツィア史を書くなら、その頂点から
くだりはじめる 時代も分かっていなければならない。
 それには、アルビノーニをマルチェッロを聴きたまえ。
 もちろんヴェルディも。
 ヴェネツィアのもつ頽廃と憂愁がわかってくるはずだ。」

この文章を読むとヴェネツィアに旅したくなる。 
そしてイタリア音楽もたくさん聴きたくなる
旅する姿勢は、私も「自分の心とだけ話す」
これを大切にしたい。


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