少し時間の余裕があったので、塩野七生のエッセーを読む 「イタリアからの手紙」より
「忠告(一) ヴェネツィアを分かりたいと思ったら、夜、人のいない街を歩きたまえ。 自分の靴音を聴きながら、運河に沿って歩くのだ。橋の上で、 下の水の流れを、両側の寝静まった窓を見るのだ。 そして、自分の心とだけ話す」
忠告(二) きみはすでに、ルネサンス時代のヴェネツィアは理解してる。 この街が、繁栄の頂点に昇りつめた15世紀までは理解しているはずだ。 地中海を支配した、高貴で大胆不敵なあの時代のことだ。 しかし、きみがヴェネツィア史を書くなら、その頂点から くだりはじめる 時代も分かっていなければならない。 それには、アルビノーニをマルチェッロを聴きたまえ。 もちろんヴェルディも。 ヴェネツィアのもつ頽廃と憂愁がわかってくるはずだ。」
この文章を読むとヴェネツィアに旅したくなる。 そしてイタリア音楽もたくさん聴きたくなる 旅する姿勢は、私も「自分の心とだけ話す」 これを大切にしたい。
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