テオ・アンゲロプロス「エレニの旅」を見る。「名前はエレニです。看守さん、私は難民です。いつどこへ行っても難民です」巨匠の作品。この一言につきる。美しさと哀しさに泣いた。色のある影絵の世界のよう。長さも気にならない程、衝撃的に美しい映像。純文学を読んでいるような映画。佇む群集。真っ白い何十枚ものシーツがまたたく。黒と白と川の流れ。パンフレットも買った。最後にシナリオも載っていた。「ー君が手を伸ばして、葉に揺れ、水滴がしたたった・・・ 地に降る涙のようにー」