りえるの日記

2005年04月18日(月) 触覚

乱歩「盲獣」読了。

美術館で謎の盲人が女性の裸体の彫刻を
撫で回すシーン。
触覚のみに頼るうごめく手。
忘れていたエロティシズム。

最後に「触覚芸術論」が語られる

「日常手に触れるもの。例えば書物の頁とか、ペン軸だとか、
ステッキの握りだとか、ドアの取手だとか、毛皮の襟巻きだとか、
目で見た形状、色彩などのほかに、触覚的な美しさが重大な要素と
なり・・・」

盲人の理想とする彫刻が美術館に飾られ
盲人達が列をなし、触覚を楽しむ。

「美しき触覚」

なんとエロティシズムな言葉なのだろう。




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