りえるの日記

2005年01月07日(金) O嬢の物語

風邪。しんどい。

「O嬢の物語」P・レアージュ 渋澤訳

一気に2日で読みきり。
エロティック小説で終わらない全般にわたる気品。
革のソファー、毛の長い絨毯、コルセット
ビロードの緑、下着、香水。
ただ受動的に待つ恐怖と甘美が重なり合う時間
女性を美しく際出せるディテール。
拷問を耐えた後に溢れ出る幸福感が
Oの冷静な分析のもとに語られる。

レディースコミックスも
自尊心が邪魔をして読んだことないが、エロの中に気品が
漂っているのだろうか。


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