冬になると、いつも重厚な香りの香水が欲しくなる。 どっしりとした香りに自分の体を包みこみたい。
重厚な香りは曲者で、食事に行くときには かなり邪魔になる。 香りを食べているようで、食事のおいしさが半減。
気合をいれて、食事に行く前につけるのではなく 朝一番につけて、残り香がほのかに香り、 自分の一日の体臭とまざりあう自然な香りがいいのだろう。
結局、いつも重厚な香りに自分の鼻がついていかなくて 母に使いかけの香水をあげている。
香りは癒し。 だが、記憶に残るほどの強い香りは 他人に媚びない姿勢が、悪女の匂いがして そそられる。
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