永井荷風「ふらんす物語」 少し気障だが、ゆっくりと一歩一歩進む文章が 自分もフランスに佇んでいる気分にさせてくれる。 初日のホテルで、別れ際、腕一本で取り仕切るホテルのマダムに 白い薔薇を1本もらい旅たつシーンはよかった。 フランスという土地ではそんなさりげないドラマのある 仕草がよく似合う。
DOMAINE CONFURON COTETIDOT 2000 BOURGOGNE PINOT NOIR
コルクを見た瞬間、これはおいしいワインだという予感。 コルクを開けて、グラスに注ぎ、香りをかいでみる。 芳醇で気品たつ香り。うすい綺麗なルビー色。 口に含むと、渋みはほとんどなく、赤い液体が全身に くまなく広がっていく。 ブルゴーニュのピノノワールはやはりおいしい。 おいしいワインの不思議なところは、水のように体に浸透していき どんどん進む。 ふわふわと幸せ感が広がる心地いい浮遊感。
|