ずっと楽しみにしていた堀江さん講演会。 生憎の雨だが心は躍る。
芦屋という土地柄プラス平日の午後ということで 圧倒的に年配の方が多い。 私世代でも、充分若手に入る。
写真では、堀江さんのお顔を拝見したことはあるが、 今回は、生で見られると思うと、手のひらにじっとりと汗がでてきた。
司会の方の紹介も終わり、いよいよ登場。 グレーのシャツに同系色の光沢のあるネクタイ。 細身のタイがお洒落。 そして、上品な薄い茶色のスウェードの革ジャケット。 微妙な色使いが白いお肌にとてもよくお似合い。
特別講演会という題名どおり、私にとっても特別。 最初は吉本新喜劇、岐阜県民気質、本の題名の話等、 クスッと笑える小話満載。 のらりくらりと話ながら力が抜けた雰囲気が素敵。 最後は、きっちりと芥川と谷崎の討論話も入り、 非常に興味深い内容。谷崎全集第20巻饒舌論を読みたくなった方は 多数いらっしゃると思う。
謙虚でありながら、眼鏡の奥底に光るするどい眼差しは 本をあまたに読み、深い意志が伺える。
サイン会でしっかりサインをもらったが、 小心者だし、ありがとうございますの一言が精一杯。 帰って本を開き、自分の名前を書いてあるところを見て にまりと笑う。幸せなひと時。
講演会後、関西オフ会で、講演会の感想から、 本、音楽の話にいたるまで、とても楽しいひと時を過ごせた。
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