Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
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*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

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2008年08月07日(木)  「『そして誰もいなくなった』公演前のネタばらしに抗議する」に、抗議する

kazuとメールで喧嘩。というかまた私が怒ってるだけ。でも今回は一番きつく当たった筈。
きっかけは一昨日kazuが、「土曜に仕事が入ってしまった」とメールしてきたことだ。14時には終わるというが、それではキルズに間に合わない。私はサマソニに行きたかったのではなくて、キルズが観たくてチケットを買ったのだ。で、ライヴ(ましてサマソニ)に一人で行くのは嫌なので、kazuを誘った。だからキルズが観られないのでは意味がない。で、ジンナイくんに声をかけたら快諾してくれたので、彼と行くことにした。このへん、非常にkazuに同情が集まりそうな話ではある。
でも私はとりあえず一言もkazuを責めなかった。そしたら今日になってkazuが「まだ怒ってる?」とメールしてきて、逆にそこでだんだんと怒ってしまったのだ。で、「あなたはもうこの件には関係ないの」とまで言ってしまう。(・・・ああ、非常にkazuが気の毒な話だなあ)

で、謝りの電話をくれたkazuに私が言ったことときたら。
レッチリだったら仕事入れなかったくせに」
うろたえて何ごとか言い訳するkazuに、さらにたたみかけて
「レッチリだったら仕事入れなかったくせに」
さらにごちゃごちゃ言うkazuに
「レッチリだったら仕事入れなかったくせに。答えてよ。レッチリだったら行くでしょ?」
・・・・・・・・・・小学生か、おまえは。

しかしここできちんとうろたえて口ごもるkazuもどうよ・・・。最後には、「レッチリでも仕事を入れざるを得なかったと思う」とかもごもご言ってたけど。・・・ぜってーウソだね。
つうか、レッチリのライヴあったら仕事入れるなっての。

今日は実はお休みである。ベッドに寝っころがって筒井康隆のエッセイ「笑犬楼の逆襲」を読む。(似たような題のシリーズなので、とっくに読んだかと思っていたがまだったので)

珍しく日本語を読んでいる理由は、早く読んでしまって処分したいからだ。引越し前に荷物――特に本をちょっとでも減らすつもりなので、読んでしまえば処分できるものが増える。(それでも残したいものが700冊くらいはあるけど)
そしたらその中に、「『そして誰もいなくなった』公演前のネタばらしに抗議する」という文章があった。公演中に週刊誌にネタばらしをされたというのだが。
「現在、楽日も終っていることだし、バラしてしまうが」と言って、「実はこの芝居、XXXが犯人なのだ。(中略)しかるにこの写真週刊誌は、写真と記事によってこれをばっちりバラしてしまったのだ。『XXXXXXの男』などと書いて、トリックまでバラしている」とある。(注:Xの部分は私が伏字にしています)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・待てコラ。
言うまでもなく、「そして誰もいなくなった」は、アガサ・クリスティの名作である。私はあれを、13歳の時、旅行先の名古屋の観光バスの中で読んでいた。おかげで名古屋城の記憶など一切ない。ただその日がうす曇りで、薄陽の差し込む窓際の席で、ぞくぞくと興奮からくる寒気を覚えながら読んでいたことは今もはっきりと覚えている。
本格ミステリーは結末が命だ。だがクリスティの「そして誰もいなくなった」や「アクロイド殺害事件」、クイーンの「Yの悲劇」といった超有名作は、有名過ぎて結末を秘密にするのが難しくなる。だがそこを何とかみんな頑張って、大事に大事に何十年何百年と天然記念物を護るように保っているのだ。だから、ミステリーの結末を公の場でバラすのは、死刑は無理としても無期懲役減刑なしくらいは当然である。
それを、何とまあ、自分の芝居のネタがバラされたと怒って、原作自体のネタを書いちまうなんて。原作が自分のものだとでも思ってるんだろうか。

これまで日本人としては一番尊敬してきた筒井大先生。こればっかりはどうにも納得できません。どう申し開きも無理でしょう。

「『そして誰もいなくなった』公演前のネタばらしに抗議する」に、抗議する (怒)



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