Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2006年02月01日(水)  So You Want To Be (A Rock'N'Roll Star)

雨なのでえみさんと吉祥寺に行く予定をキャンセルしたが、彼女が荻窪まで来てくれたので、南口のナタラジ(ベジタリアン・インド料理店)で昼食。カレー・バイキングで、ナブラタンなどが美味しいが、コーヒーが信じ難いほど薄い(カップの底まで見えていた)ので、あらためて荻窪珈琲店という店に、コーヒーを飲みに行く。初めて入ったが、マンデリンは美味しかったものの、店主が非常に無礼。無言でメニューを放り投げていく。こういう男が一番嫌い。たかが喫茶店が何を偉そうにと言いたくなる。

うちに帰って、Rくんが持ってきてくれた'The Old Grey Whistle Test Volume 2'を見る。今回のお楽しみはパティ・スミス・グループ
ああ、このバンドの映像を見てみたかった。何故なら。CDの写真で見たバック・バンドの4人の男性が、あまりにも私の好みなんだもの。一人一人だとそれほどでもないかもしれないが、こうまで似たようなタイプを揃えてくれるとため息が出る。全員若くて、見紛うかたなきナルシスト。顔つきも似通っていて、髪も殆ど同じ栗色の巻き毛。体は勿論棒のように痩せていて、ヘタレそのものの雰囲気で、車のタイヤ交換なんかとても出来そうにない。
とにかくCDを見た時から確信していた。これは絶対、パティ・スミスの趣味で、好みの男を選んだんだ。いいなあ。そんなことが出来るんなら、私もプロになりたかったわ。
今回DVDを見てそれを確認した。4人の男性は全員、長袖の開襟シャツにベスト、黒のスリム・ジーンズという服装で、おそらく合せたんだろう。似たようなタイプのいい男が4人で、真ん中で異彩を放つ、お世辞にも美人とは言えないパティ・スミスを見事に引き立てている。
ピアノ教師のようなピアニスト、まさしく「小手先で」弾くギタリスト、すったかすったかなドラマー。ちなみに4人全員コーラスがどヘタw
ベーシストが一番素敵だった。ああ、こういう男の襟首を軽くつかみあげて、顔をこっちに引き寄せてキスしたい。*実はこれがギタリストのレニーだと後から判明。この時たまたまベースを弾いていただけ。
で、最後に取ってつけたように言うけど。演奏した曲は'Because The Night'で、退屈の一歩手前でパティ・スミスの独特な声──前歯にはばまれてこもった、粗野と耽美の絶妙なブレンド──に救われてロマンティックを保っている名曲だ。結局彼女のこの曲だからこそバックの無個性なヤサオトコ達が何ともセクシーに思えるわけで。逆に言えばこの男たちの一人一人がパティ・スミス・グループというパフォーマンスの小道具なのだ。
すごい女だなあ。あらためて見直したわ。
(2/10up)

So You Want To Be (A Rock'N'Roll Star) (だったらロック・スターになりたい)  *Patti Smith の曲。(1979)


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