Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2006年01月13日(金)  I fake it so real I am beyond fake

火曜日からの風邪が悪化の一途。火曜の段階で既に勤務中に意識が薄れかけた。水曜の休みは一日家で寝て、木曜はとうとう休む決心をしたが土壇場で思い直して出勤。今日はもう、明日は休みだというのでムリヤリ出勤している。

熱があるのでちっとも寒くないが。一応防寒具がわりのロックを聴きながら出勤する。音楽はからだを何よりあたためる。今日は当然ブラーの「Blur」だ。

この小細工に満ちた知的なロック、恥や謙虚さをどうしてもぬぐえないロックを聴いていると、ふと気づいた。
────ああ、そうか。恋って、全部、ひとつ残らず、作り話なんだなあ。

何だ。そうか。
「Beetlebum」における「彼女」は、この地上のどこにもいない。あれはつくりものだ。恋は全部つくりごとで、要はそのことをその状況において気づいているかどうかだ。気づかなければ馬鹿だけど幸福だ。気づくなら賢明だが残念だ。
ブラーには、その悲哀がある。
フェイクの快感、妄想の甘美さはよくわかっていたものの、「全ての」恋がつくりものだとは思っていなかった。
でも多分、いや間違いなく、そうなんだろうな。

「愛」は持続させるのに努力が要る。そこの認識が出来ていない馬鹿が、「結婚と恋愛は違う」などと解ったようなことを口走るのだ。
そしてその愛を長く保たせる支えになるのが、恋なんだ。恋はきっかけであり、手入れ次第ではいつまでも色褪せない写真だ。

極上の恋(つくり話)をするのも実は簡単ではない。だから、一旦それを手に入れたら大事にしたほうがいい。大事にその恋を愛していったほうがいい。

I fake it so real I am beyond fake (私は上手につくりあげる。でも私はつくりものなんかじゃない)  *Doll Parts / Hole (1994) の歌詞。


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