Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
全日記のindex 前の日記へ |次の日記へ
*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。
この日記のアクセス数:
*1日の最高=2,411件('08,10,20)
*1時間の最高=383件('08,10,20)
2005年12月07日(水) |
The Screaming Mimi |
kenjinの日記にRAINN(Rape, Abuse & Incest National Network)という団体のことが出ていた。強姦・虐待・近親相姦の被害者の会だ。ここのグッズにR.E.M.のマイケル・スタイプがデザインしたポストカードがあって、大阪でkenjinにそれをもらったばかりだ。
強姦は死刑にしたほうがいいと思う。20代頃までは、強姦のことを考えるだけでぞっとした。レオノー・フライシャーの「リップスティック」(ノヴェライズ)は、読後に本を部屋の向こう側の壁までぶん投げた。「告発の行方」のビデオを見た時は、レイプ・シーンで吐気がした。もし私が強姦されたら、相手を、生まれてきたことを後悔するようなやり方で殺してやる。殺人ですら場合によっては正当に感じることもあるが、強姦にはどんな正当性もあり得ない。 ここ数年で、ようやくこの強迫観念に近い嫌悪感から逃れられてほっとしている。一時はあまりにも嫌悪感が強いので、前世で何かあったのか、または昔何かあったのを過度のショックで「忘れている」のじゃないかとさえ疑ったほどだ。
今も、RAINNのサイトで寄付をしようとしながら、このサイトに自分の情報を登録するのが不安で、一度は記入途中でページを閉じてしまった。しばらくしてやり直した。 詳しくサイト内容を見る気にもなれない。まあ、寄付する時は大体そうだが。 そういえば私が寄付するのは、時々ネット上でも街中でも寄付する盲導犬協会、あとは大地震が起きた時だ。どちらも、自分が失明と地震がかなり怖いので、「神様、お金を払いますから免れさせて下さい」という利己的動機からだ。今回もそうなのか? それとも「可哀想な」被害者のため? 被害者って誰よ。考えたくもない。 乾いた涙がすうっと出る。音楽や文学に感動した時とは全く違う、浄化作用のない涙が。
10年ほど前に2、3ヶ月だけサイマルの英語の授業を受けたことがある。その時、「社会問題に関する質問を複数設定し、クラスメートにインタビューして、それぞれの結果をレポートにまとめる」という宿題が出たことがあった。そこで私はその中に「強姦は死刑にしたいか? 即時にYesかNoで答えよ」という質問を設定し、後でその理由をゆっくり訊くというやり方にした。反応は女性の全員が「No」で、予想通りの結果だった。私はレポートに、「この即時回答の意味は、彼女たちの現実への認識度を見るためのもので、女性がこの質問にNoと答えている限りレイプはなくならない」といったことを書いた。
「女は心の底ではそれを望んでいるはずだ」と考える夥しい数の低脳がこの世にはいるのだということを、彼女たちは解っていない。その阿呆たちは、女が金切り声を上げて抗議してすら、何も聞こえないのだ。
今日のタイトルの'The Screaming Mimi'はフレドリック・ブラウンの小説で、'Mimi'はその中に出てくる裸婦像の名前だ。体をくねらせて硬直させ、襲撃者にたいして両手を突き出し、絶叫している彫刻。そのモデルは、実際に通り魔に殺された女なのだ。 私の名前Screaming Bunnyは、兎を飼っていたことと、この小説のタイトルを合せて、ある時たまたま出来た。その時は一日だけ使うつもりで作ったハンドルだったが、もう3年も使い続け、今では本名よりずっと知られている。 これも何かの因果なんだろうか。 (12/13up)
The Screaming Mimi (金切り声をあげるミミ) *フレドリック・ブラウンの著書。(邦題=「通り魔」) (1949)
前の日記へ |次の日記へ
|