ichijiku
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2004年12月10日(金) 適職とは

日経の夕刊をまとめ読みしていたら、とても興味深い文章があった。
元吉本興業常務・現フリープロデューサーである、木村政雄さんのもの。
日経夕刊一面の連載記事に対してのもの。
自分の適職がわからないとか、
こんなはずじゃなかったといってすぐ会社をやめてしまったり、
夢を追い求め過ぎて足元を見ていない若者たちに対する一言。

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仕事へのバーチャルな想像ばかりがふくらんでいる。
すると現実とのギャップの大きさに苦しむ。
自分にふさわしい仕事は世の中とかかわりあっていく中で見つけていくもの。
お金を払っていく学校と違い、
職場が自分に合わせてくれることはまずない。
第一志望の仕事にはなかなか就けないのが
死に物狂いで頑張ってみれば社会が見える。

自分に足りない部分や、どんな仕事がやりたいかもわかってくる。
今の仕事の中にやりがいと見つけることもある。
リアルな体験、縁があった職場に飛び込んで
3年間、誰よりも頑張ったと思えるまで
働いてみてほしい。
理想を追いかけて新たな職場を求めるのはそれから。
1年や2年で理想の仕事にたどり着ける人生なんて面白くない
という開き直りが今の若者には必要だ。

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私はまだ社会にでて12年しか経っていないけど、
どんな時に自分が生き生きしているか、
何が向いているかなんて、そう簡単に分かるものじゃない。
継続してやってみて、気づくこと、得られることが
世の中にはごまんとあるのだ・・・と思うもんね。
私なんて飽きっぽくって、いろんなことをすーぐダメにしてきちゃったけど。

でも、やりたいことを簡単にやらせてもらえる会社なんてないでしょう。
そんな何も実績のない人にそうそう会社はお金をかけてもらえない。
自分が社長だったら海とも山ともつかない人に簡単に
お金をホイホイ与えないでしょう。
やりたいことを本当に実現させたいなら、

自分が偉くなる、
社長になる、
お金をためてやる、
パトロンを見つけて出資してもらう、

なのかしら・・・と思うのよ。

だとしたら、
私はサポートする立場で人の夢を実現させる仕事をしたいなあ。
逃げか?!




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