ichijiku
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2004年10月29日(金) 鬼平軍団

日経の夕刊に「あすへの話題」という財界や文化人の方々が
フリーな話題で書いているコラムがある。
ピアニストの中村紘子さんなどが執筆者として、
毎日ローテーションが組まれているのだが、
時事ネタも絡めて自身の視点で感じたことを飾りなく書いている。
私は経済面はあまり読まないくせに、ここはいつも読む。

その日は’鬼平軍団の魅力’というタイトル。

「上司はわかってくれている」という上司と部下の間の
信頼関係が成果主義を成功させる秘訣ではないか?

近年増えつつある成果主義が取り入れられている現場で、
サラリーマンの間には成果を評価する立場の上司が自分のことをわかっているのか?という心配、不安がある。

「鬼平犯科帳」ではリーダー長谷川平蔵は部下の得意技を把握し、
仕事振りをしっかり見極めている。
その事件解決後には一緒に鍋をつついて「よくやった」と労う。
そして「まあ一杯」と差し出された茶碗酒に鬼平軍団の手下たちは感激し、次も頑張るのだと。
手柄を立てたから、お金がたっぷりもらえるわけではない・・・


すごくよくわかる気がした。
私もいわゆるサラリーマンだし、人並み以上の使命感はないけど
上司はわかってくれている、認めてくれている、という思いを感じられたら
一生懸命働けると思うのだ。
つらいこともたくさんある中で、
「よくやったね、がんばったね、ありがとう」って言われて、
信頼してくれている、この人わかってくれてるって感じられたら、
次回も頑張ろうって思うもの。
そうやっていいこいいこされて、褒められたら嬉しいもの。

いくつになっても’褒められたい’のよね

「鬼平犯科帳」読んでみようと思ったのは私だけじゃないはず。


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