梶井檸檬の、のほほーん日記

2007年10月28日(日)
私を覆う透明なフィルター

台風も過ぎ去って、お天気よかったですね。
野音はハズレたので行ってないですが、雨上がりですね。本当に晴れバンドだよね彼らは。

水曜に見た、パーフェクトストレンジャーは、なんとも後味の悪い終わり方。そりゃないぜ!って感じ。サスペンス好きの私から言わせるとですね、違うなと思うのです。一応伏線チックなものはあるけれど、うーん意味がわからん感じとでも言いましょうか。この話は、いわゆる大どんでん返しなんですが、その伏線は、大どんでん返しをするために無理やり挿入した感じになってるんですよ。ハル・ベリーのいい女ぷりが見たい方は、いいかもね。

なんだかな〜な気分で、ベイクオーター(横浜のオサレなショッピングモール)の素敵カフェで、カフェる。来年の手帳に既に決まってることなど書き写す。先のことをぼんやり考える。大変なのはこれからなんだよなぁ〜とか。お金もどんどんなくなるし、就職先見つかるかわからないし、試験勉強も大変だし。悠長にお茶なんて飲んでる余裕は、本当はないかもしれないっていうのに、これでいいのか?とか。
こうなることは、仕事やめる時点で予想はついてたわけで、余裕のない自分は、色んな感覚が狂いだしてくるんだけど、それには負けてられないんだよね。今があるから、その先があるって言うのもありだろうし、もしかしたら、私の選択が間違っていたのかも?っていうのもあるんだろうな。でも、それは自分で決めたことだから。後悔はないな。迷ったら、自分が納得いくまで考えて結論出すっていうのが私の中のルールで、もしも、それが不完全だとしても、それは自己責任。そのルールがあるから、やってこれたような気がします。
今だからこそ出来ることもあるわけで、それを無駄にしちゃいけないよね。その辺を頑張ろうかな。私がいる場所は、地底かもしれないけれど、どん底ではないから。光は見えてるよ。その光を見失わないように、いつか地上に出て広い空を仰げるように。ちょうど、「ショーシャンクの空に」のラストシーンみたいに爽快だといいね。確か、あの場合は刑務所から、土砂降りの雨で外に出たけど、私はピーカン希望です。

木曜は、エルレvsホルモン@ZEPP TOKYO。このツアー、全く当たらず、譲りますって掲示もメールやメッセージを送ってもダメで、やっぱり無理かな?と思ってたところで、譲っていただくことが出来たんです。やっぱり、どこかで諦めがつかなくて、ダメもとでメッセージを送ったら、私を選んでくださいました。譲りますって書いてあるの見たときは、本当に手が震えてました。
東京テレポートの駅について、改札を出ようとしたら、譲ってくださいって書いたボードを持った人がいました。そして、エスカレーターを上がってZEPPへ向かう道には、沢山の人がボードを持って立っていました。久しぶりに着たエルレのTシャツ。それは、私はライヴ見るんですって言ってるようなもので、とても辛かったです。譲っていただいた私は、この人たちを押しのけて見ることが出来たわけです。ちょっと前までの私なんです。チケットがない悔しさとか無念さとかも、わかりすぎるくらいわかる。まともに目をあわすことは出来ませんでした。
チケットを譲っていただくYさんとお会いしてチケットを譲っていただきました。一枚のうすっぺらい紙切れは、とても重たいものでした。50通近いメッセージから、私を選んでくれたことも、今ボードを持ってチケットを求めてる人、来たくてもこれなかった人のことも、この一枚のチケットに気持ちが込められてるんですから。

いつも通り、後ろの方で、まずはホルモンから。
初めてホルモンを知ったのは、ホルモンの巌流島でした。ゲストがエルレで、あまり曲も聴かずに見たホルモンのライヴにすっかり虜になったのでした。正直、あの日は、ホルモンのライヴの方が楽しかったもんね。
私はいつも後ろの方で見るので、前の方とはテンションの差があるのは否めません。でも、自分の中のテンションでいってます。しかし、この日は、あからさま過ぎたな。まぁ、ホルモンは対バンの立場で、ホルモンのライヴを見るのは初めての人もいただろうし、エルレだけ見れればいいやって人もいただろうけれど。まぁ、私はお構いなしに首を振るわけです。

強烈な印象の蘇生からまだ間もないので、楽しい!ってリミッターは振り切れなかったけど、これはホルモンのライヴが悪いわけではありません。「アバラボブ」が三回連続とか見ちゃった後で、簡単にはリミッター振り切れないでしょ?でも、楽しいんですホルモンのライヴは。周りは、ふーんって感じであってもね。楽しそうだったらもっといいんだろうけど、私はモッシュピットに入る勇気はないです。テンションの低いところにだって、楽しさが届いてるから大丈夫。でも、「恋のメガラバ」は思った以上に周りの人々が楽しそうでした。やっと気がついたか!
ちなみに、ナヲさんの今日の一曲は「伝説の少女」。この曲が使われていた炭酸飲料の名前が思い出せない。マスカット味が好きだったんだけど、シャルドネじゃなくて、なんだっけ?っていうかCMに使われてたことを知ってる人の方が少ないか。アダルトチーム所属なもので。すみませんねぇ〜
そして、今日の乗り物は、生形さんの王子ヘアーだって。これに乗って恋の街八王子からいらしたとのことです。初心に帰ると、タンポポの綿毛なんだよね。

エルレのライヴは、呆然としてた。確かに私の体は動いていたけれど、それは、必死で楽しもうとしていたからだと思う。これって、おかしいよね。必死で楽しい感じを探してたんだよ私は。
mixiのトピとか見てるとね、最高だ!楽しかった!って、沢山書いてあるのです。残念ながら、私にはそう綴ることは出来ないんだな。だって、あんな細美さん見たくなかったもん。心配になっちゃうよねあんな姿見てると。
名古屋で声が出なくなって、強い薬を飲んだ(打った?)から、副作用でテンションがハイで、凄く声が出るんだ!とはしゃいだように言っていました。MCも、自分で何を言ってるんだかわからない感じで、ちょっと空を見るような感じで、去年見た、BLITZでやったストンピンのHIGH JACKのライヴみたいでした。あの時は寝てなくておかしかったそうですが、今回は薬です。薬のせいで、薬のせいで、って彼は何回言っただろう?それって、言い訳だよね?違う違うって思いながらライヴしてたんでしょ?薬のせいで・・それって、自分自身をコントロールできてない言い訳じゃん。
薬を使うこと自体を悪いって言ってるわけじゃありません。仕方ないことだってあるよね。ライヴを中止にだって出来ないだろうし、この日を楽しみにしてきてくれた人の事を考えてくれてるのもあるしね。でも、それをオーディエンスに言うべきことなのかな?これは、本当の自分じゃないんだ!だけど楽しんでいってよ!って言ってるのと同じじゃん。それを正当化してライヴをやってるのが、私には悲しかったです。声だって凄く出てたよ。音だけ切り取れば、いいライヴなのかもしれないです。でも、ライヴってそういうものじゃないでしょ。演奏間違ったって、声ちょっとおかしくたって、ステージ上もステージの下も本気で楽しんでるライヴが見たいんです。
セミファイナルだって、楽しい!とか最高って言ってた人が沢山います。むしろ私がマイノリティーです。薬のせいでハイになって、自分で何言ってるんだかわからなくて、言おうとしたことをやめたり、それでも薬の副作用を払拭しようとして、なんとかノーマイクで話してみたり、格闘していたのはわかります。でも、やっぱり違う!って思っちゃうんです。

ダブルアンコールで出てきた細美さんは、「お前ら、なんで呼んでくれるの?」って言いやがったんですよ。もう、愕然としました。そんなライヴをやってたってことだよね?どんな風に思って、私たちの前でライヴやってたの?細美さんは知ってるはずだよね。会場の外で、わずかな望みをかけて、必死でチケットを譲ってもらうことを祈りながら立ってるファンの存在を。セミファイナルだって、沢山いたんだよ。本編のMCで、今まで好かれようとしてたけれど、これからは嫌われてもいいから自分らしくっていう様なことを言ってました。この嫌われていいって言うのが、オーディエンスを排除するようなことも含まれるなら、それは違うよね?と言いたいです。この日のライヴは、ずっと、透明なオブラートをかけられたステージから、いや違うね。私だけすっぽりオブラートをかけられてしまったのかもしれない。ダイレクトに聴こえてこない感じがとってもモヤモヤしていたんだけれど、最後の最後で、真っ黒に塗りつぶされてしまった感じがしました。私だけ完全に切り離された感じでした。広いZEPPで、一人ぼっちにさせられた気分でした。

ライヴを見れない人のために、沢山やってくれるのは嬉しいです。そんな中で、いろんな問題が降りかかってきて、心も体も壊すこともあるでしょう。そんな時に、立ち止まることだって、ありだと思います。むしろ、それをして欲しい。たとえ、小さなことを誤魔化すことが出来ても、それがいっぱいになれば、収拾つかなくなるんだよ。そんなに器用に収拾つけられる人じゃないじゃん。とても心配になりました。

せっかく譲っていただいたチケットで、今日のライヴは・・と感想は書けませんでした。だから、お礼の言葉を述べて、そして、今日見れなかった沢山の人の事を忘れませんってなことだけメールをしました。譲ってくださった方からの返信で、彼女もまた、私と同じような気持ちだったのが少し救われたような気がしました。
彼らのことは、内情もわからなければ、細かいことを察知することは、一ファンの私には出来ません。でもね、その日のライヴで彼らが(エルレの場合は、主に細美さんになっちゃうけれど、)私たちにどう挑もうとしてるかは、わかっちゃうんだよ。わからないなら楽だったかもね。もしくは、私の勘違い?おバカちゃんな妄想であることを祈るよ。
でも、やっぱり、ライヴを見れてよかった。今の彼らを見ることが出来たんだもんね。自分の目で耳で確かめたいのです。どんなときであろうとも、ちゃんと見ていたんです。かわいくないファンで申し訳ないけどさ。

正直、私も混乱してます。くどくど書いてごめんね。本当に面倒な人間だな。時々、猛烈に嫌になるけれど、無理に変えようたって簡単に変わるものでもないしね。いい時だって、悪いときだってあるって思うことにしています。まぁ、ここ読んでる人は、嫌なら読まない方がいいよ。むかむかするだけだしね。故意に嫌な思いをさせようとかは思ってないんだ。それは誤解しないでね。やっぱりここは、私の記録の場だから、嘘は書けないし、字面だけ整えるわけにもいかないのです。

話を変えよう。
なんだかなぁ〜と思っていた夜に、いしわたり淳治さんのJAPANのコラムが単行本化されると言うことを知りました。前々から、単行本化されるといいなぁ〜とは思ってたけど、それが叶って嬉しいです。大切な一冊になることは、間違いない!
大人買いした音源たちは、まだ聴けてないけれど、楽しみに聴きますよ。ユニコーンのトリビュートなんて、ユニコーン大好き!ってな感じが満ち溢れてるんだろうからね。とても楽しみです。
キラキラしたものに触れると、自分もその断片がくっついてキラキラしてくる気がするんだよね。キラキラとか、ほっこりとか、自分が閉じてたら、そばにあっても気づかないからさ。その扉は、開けておかないとねと思います。自分が暗い暗い海の底にいたって、太陽の光が届かなくても、自己発電?出来ることもあるかもしれないじゃん!この世の中には、未知のものが沢山あるはずだからさ。

検索ちゃん♪はお休み。
特筆すべきは、蘇生がらみかな。ひとつ戻ると書いてあるよ。レポではなく単なる感想ですが、よろしければ見てやって。ウザイ文を覚悟の上でね。

あれ?さっきまで4万台だったのに、5万アクセスいったんだね。今日いくとは思わなかったよ。こんなに見てくれてる人がいたんだね。ありがとうございます。相変わらずなこの日記ですが、今後ともひとつよろしくです。
じゃ、またね〜♪

今日の書き込みBGM♪ キャプテンストライダム「ペケペケ」
事務所の大先輩のカバーは、凄く楽しそうだね。モリヨシ君と梅田君のレアなメインボーカルも聴けます♪


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