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2005年06月19日(日) 遙かなる旅路〜幻のコーヒーを求めて(前編)〜。

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<今日のニャン様>



哀愁の後ろ姿




syggです。どうも。











「コーヒーラーメン」



世の中には色んな食べ物がありますね。

飽食の時代。人はそれぞれ個性を主張するようになり、常にオリジナリティを求め、様々な

モノが生まれ出ます。

食べ物における自己主張の強さ。その最たるものは、名古屋の喫茶マウンテンだと思います。



先日ふと話題にのぼり、ムクムクと好奇心を刺激されまして。

人柱食べに行ってみよう!と決めたのがこのコーヒーラーメン。

麺にコーヒーが練り込んであるのは当然、スープもコーヒーだという、まさにラーメンの革命児。

ラーメン革命。R.M.レボリューション。R.J.レイノルズ。

っていうか、それって既にラーメンじゃないんじゃないかという疑問は必死に払拭しつつ、

この限りなくマウンテンに近いフィーリングを経験してみよう、という事にあいなりました。



しかし事前調査によると、どうやらコーヒーラーメンは冬季限定商品のようで、その代わりに

夏季限定商品としてコーヒー麺を使った「もりそば」「冷やし中華」「サラダ麺」があるとのこと。


「コーヒー冷やし中華…コーヒーサラダ麺……コーヒーに…マヨネーズ…!?」

思わず絶句したくなるようなコラボレーションに、相手に不足なし!と武者震い。

意気揚々とかの地へ赴いた訳です。





そのお店は「亜呂摩」といい、京成線のお花茶屋駅から徒歩10分程度の場所にあります。

住所を頼りに彷徨っていると、じきにお店の看板が見えてきます。

沢山あったので、迷う事なくたどり着く事ができました。





かなり自己主張してます






超ボコボコにされてもなお交通安全を呼びかける、けなげな看板。







ついたー!






店内に入ると、初老の男性が出迎えてくれました。

この店のオーナーのようです。

=コーヒーラーメンの生みの親です。








店内は落ち着いた雰囲気の、普通の喫茶店といった感じ。

カウンター席が6つ。テーブル席が5つ。約25人ほどが腰掛けられる環境です。

店内のテレビには常にNHKが映されていて、でっかいカラオケセットも鎮座しています。






壁には至る所に風景や植物等の写真が飾られ、恐らくマスターの趣味なのでしょうか、

ご自身が撮影した写真が店内を彩っていました。

沢山あったトロフィーは、写真で何か賞をとった時のものなのでしょう。









店内のテーブル席のうち、2つはこのゲーム機をテーブルとして使用するというかなり懐かしい

風景を目の当たりにします。昭和を感じる。

俺は迷う事なく、まっすぐにこのゲーム機テーブル席に座ります。

コンパネが出っ張ってるので座りづらい。


なつかしいなあ。思えば俺が生涯初めて経験したアーケードゲームが、こういった喫茶店の

テーブルゲーム機でやった「プーヤン」だったなあ、とか、感傷に浸ってしまいました。








あいにくこのお店のゲームは「一発逆転」という、名前からしてかなりダーティーな大人的イメージ

のスロットゲームである事から、俺のセピア色の思い出は一瞬のうちに雲散霧消。

現実に引き戻された訳です。

しかし丁度マスターがオーダーをとりに来たようなので、丁度良かったのかもしれません。








メニューは右下のレッドゾーン以外は普通の喫茶店における軽食メニューと変わりなく、かなり

ドライカレーに心惹かれつつもとりあえず、アイスコーヒーとコーヒーサラダ麺を注文。







ああ、言い忘れてましたが、俺、コーヒー飲めません。


飲めない事無いんですけど、頭痛くなるんですよね。お子様ですから。

企画の根本に欠陥がある事に気づきましたが、今更路線変更できる訳もなく。

だからと言って、アイスコーヒーまでオーダーする必要は皆無なんですが、まあ、なんとなく。

俺の人生自体、こんな感じです。

コーヒーは、普通にうまいと思いましたよ。




コーヒーを飲みながら、店頭販売されているコーヒー麺(乾麺)の説明を受けました。




一袋2人前。250円也。



太麺と細麺があり、太麺はコシがかなり強い。ざるそばを作る要領で調理すればおいしく頂ける

とのこと。袋の裏に作り方も書いてあるから、初心者も安心です。

通信販売もされているそうですよ。






トロフィー群の下に、大量のコーヒー麺ストックが!







さあ、待つこと10数分。

いよいよ本日のメインイベント。コーヒーサラダ麺(コーヒーにマヨネーズ)の登場です。

この競演が、いったいどんな不協和音ハーモニーを奏でてくれるのでしょうか!






きたー!





すごく茶色!








・・・・・






安西先生・・・普通に・・・うまいです・・・・・。







ええとですね。多少コシが強くてモチモチした食感ではありますが、かなり違和感なく

ちゃんとしたサラダ麺ですよ。ってか、言われないと全然わかりません。

というのも、コーヒーサラダ麺とは言っても麺がコーヒー麺なだけで、その他タレや具、

マヨネーズに至るまで、普通のサラダ麺と変わらない代物だったのです。

むしろそのへんの普通のお店で出してるようなやつよりもよっぽどおいしい。

うん、いける。おかわり!(してませんけど)



なんということだ・・・。

いや、おいしくて落ち込むのはかなり間違ったリアクションだと、頭では理解しつつも

この無難な結果に呆然となりました。

こんなんじゃマウンテンに勝てないぞ!





「ごちそうさまでしたー!」

本当においしかったので、心の底からごちそうさまを言える筈なのに、何故こんなにも

俺の笑顔は引きつっているんだろう。精神を病んでるんだろうな、きっと。


会計の際に、何気に聞いてみました。



 本当はコーヒーラーメンを食べてみたかったんですけどねー。冬季限定という事で、残念です。

 あ、コーヒーラーメン、今やってますよ。

 ・・・え?






・・・・・



翌日も来店。決定。





たぶん明日につづく!





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書いてる人:しぐ

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