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2005年03月30日(水) 超リアルなドラクエレビュー 最終回。

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<今日のニャン様>



エッチ!




syggです。どうも。

股間隠してる。ほんとなんなんだろうこの猫は。











(つづき)

 [過去リンク]
   レビュー 第1回 (2005/3/25)
   レビュー 第2回 (2005/3/26)
   レビュー 第3回 (2005/3/28)
   レビュー 第4回 (2005/3/29)







さあ、いよいよラスボスが待ち受ける地にたどり着いた一行。

もうピクニック気分ではいられません。


冒険も大詰めということで、三人の装備にも変化が見られます。

中に入る前に、それぞれの装備品を確認してみましょう。




<勇者>



ロトの剣・ロトの鎧・ロトの盾・兜は無し・風のマント



<賢者>



はやぶさの剣・くさりかたびら・力の盾・皮の帽子



<魔法使い>



いかづちの杖・布の服




ナメきってます。水の羽衣とかは手に入らなかったんでしょうか。

あぶない水着とはいかないまでも、もうちょっと装備品に気を使ってはいかがでしょうか。

最初に装備していた布の服で最後まで来てしまうんだから、すごいこだわりです。

もしかして「装備品は極力変えない」とかいうやり込みプレイですかね!





一行がここに来た理由はただ一つ。

ラスボスである竜王を倒すこと。

目の前には竜王の城が広がります。





無駄にライトアップされてます




某ネズミ園系のテーマパークか?と見間違ってしまう竜王城。

外観は竜王自らの姿を形どっており、いかにこの城主の自己顕示欲が強いかを

推し量る事ができます。






竜王、自己主張激しすぎ




妙に静かな城内。

床には骸骨が散らばり、暗くて不気味なダンジョンを進む三人。

一度も敵とエンカウントしないまま、いよいよ城の一番奥、竜王の居る間に到達します。





孤独すぎる竜王






身構える一行




ラスボスと言うと諸悪の根元であって、こいつを倒せば世界に平和が訪れるという、

悪のピラミッドの頂点に立つ存在。

そんな黒幕が姿を現す場面、一番の見せ場ということで、凝った特殊メイクを駆使して

竜王という存在を描きます。





悪の帝王




いわば「もう一人の主役」とも言える、このキャラクターを演じているのは誰だろう。

少しは名のある役者さんに違いない!

実写版スーパーマリオでクッパ大王を演じていたのも、デニス・ホッパーだったしね!

















・・・・・











お、お前かー!!






なんと!悪の黒幕竜王を演じていたのはかの庵野秀明!

裏方だけでは飽きたらずこんな事まで!若かりし頃には色んな事してますねこの人は!

あのナウシカの名場面、「だめだ、腐ってやがる!」の場面をつくった後に、こんな事も

していたんですね。ていうか竜王役て!


でもまあ、「黒幕が庵野秀明」という事項については、納得できる部分もあります。

このビデオにおける、数々のアレな部分をみると・・・


なんてったって、愛國戦隊大日本ですからね!





そんな感じで姿を現した竜王。

しかし、世界の半分をやろうというくだりも語らず、その姿で戦う事もせず、いきなり本来の

巨大なドラゴン姿へと変身します。

せっかちな竜王ですね。庵野秀明の見せ場は一瞬で奪われてしまいました。





ピカー!





あんぎゃー!




巨大化した竜王。

そのせいで、天井に頭をぶつけて城が一部崩れてしまいます。

設計ミスですかね。





崩れ落ちる天井




この欠陥住宅に怒ったのか、しばらく竜王は城内を破壊しまくります。

家庭内暴力です。DVです。ドメスティックバイオレンスです。




ちきしょおぉぉ!




ひとしきり暴れ回って満足したのか、それとも単に疲れただけなのか、やっと勇者一行との

対戦に目を向けます。このまま暴れていれば戦わずして勝てたのに。





火を吐く竜王



やけにゴムっぽい質感の竜王の足に踏みつぶされそうになる勇者様一行。

攻撃どころじゃない。


しかし防戦一方でいる訳にはいきません。

まず仕掛けたのは、意外にも賢者。

魔法で竜王を攻撃です。





彼も成長したのね



呪文を放つ時に何か叫んでいるようで、読唇してみると「ギラー!」とか叫んでいるようにも

見えますが、放った呪文は竜王のまわりにまとわりついてうざい事になっていました。

マヌーサでしょうか。竜王には全く効いていませんでしたけど。

賢者は成長しても、やっぱり使えないヤツだったようです。





魔法使いが続きます。

いかづちの杖を振りかざし、杖の先から何か出ています。




なんかビームが




いかづちの杖を道具として使うとベギラマの効果があるので、恐らくそれでしょう。

もっとイオナズンとか使おうよ。散々今までMP無駄遣いしてきたくせに、こんな所でMP

ケチってんじゃねえ!







ベギラマ(閃光(炎系)呪文)なのに、爆発とかしてますが




しかしこの呪文攻撃は効いているようです。

思えばドラクエ1では、ベギラマは非常に有効な攻撃方法でしたね。


賢者と魔法使いが奮闘しているその時、勇者様はというと、






壁に貼り付いていました




どうやら賢者と魔法使いが竜王の注意をそらしているうちに、勇者様が竜王の頭に飛び移り、

急所に剣を一撃見舞おうという作戦のようです。



いや、もっとマトモに戦おうよ。ドラクエはそんな攻撃のバリエーションは無いし、

そんなに自由度も高くないよ・・・ドラクエじゃないよこれ!

ゼルダの伝説とか戦いの挽歌とかだよ絶対!



それにしても、正攻法で挑まずにこんなギリギリのラインで戦っているという事は、

もしかしたらこれは、低レベルクリアのやり込みプレイなんじゃないでしょうか。


そういえば彼らが敵を倒した場面は、スライム鍋にしたスライム1匹と魔法使いが呪文一撃で

倒したキメラの二回しか確認できませんでした。


きっと彼らのレベルは一桁台ですよ。まちがいない。だとしたらすげえ。




必死に壁を這いのぼる勇者様。しかし運悪く竜王に気づかれてしまいます。




ミツケタゾ!



竜王は口の中に炎を蓄えています。あぶない!一撃食らったら即死ですよ!

何故なら勇者様のレベルは推定5くらいですから!





やべっ






あぶない!


っと魔法使いは、持っていた武器であるいかづちの杖を竜王めがけて投げつけます!





投げた杖は光を帯びて・・・





目にグサー!









FFですか。





自らが持っている武器を投擲だなんて、ドラクエではありえません。

FFでは確かこういう事もできた気がします。

ここに来てスクウェアのコラボレーションを思わせる描写。

やはりエニックスは、自身の未来についてある程度悟っていたのかもしれませんね。




魔法使いの機転の利いた行動のおかげで即死を免れた勇者様。

ついでに竜王の頭に飛び移ります。

しかし暴れる竜王に振り落とされそうになり、かなり危険。

この高さから振り落とされたら、勇者様も即死でしょう。

これがスペランカーだったら、竜王に飛び移った時点で即死だったんでしょうけど。




ロデオ状態





心配そうに見つめるしかできない仲間(特に右の人)




しばらくもみ合っているうちに、とうとう勇者様は竜王の急所に剣を突き立てる事に成功します。





おりゃー!しねー!





グサー!





同じ「急所に一撃」なら、武器はロトの剣じゃなくて毒針とかの方がよかったのではないか

思ってしまいますが、まあそれは野暮ってもんです。最後の一撃が毒針で即死だったら、

倒された竜王も浮かばれません。




急所を剣でひと突きされた竜王。

よろめきながら断末魔の叫びをあげます。





うぎゃあああああ!




そして・・・・・










ボーン!







いや待て。





なんで剣を突き立てて爆発するんだ!黒ひげ危機一髪か!


こんな所にも特撮モノ、戦隊モノ系の影が見え隠れ。

ていうか、竜王ってロボかなんかだったんでしょうかね。

火炎放射機能を備えたドラゴン型ロボ。

日本が卑弥呼を崇拝している時代に、こんな科学力を持った組織があったとは。

いわゆる「オーパーツ」の類は、きっとこの時代のこの組織の物なんでしょう。




ともあれラスボスを倒し、崩れゆく城内を無事脱出した一行。

遠くに見える竜王城は、ビルの爆破解体そっくりに崩れ去り、世界に平和が訪れました。





最後まで爆薬大好き






・・・非常に長々とご紹介致しましたこの「ドラゴンクエスト ファンタジア・ビデオ」。

いかがでしたでしょうか。


このリアルさに比べたら、ドラクエ8などはなんと現実離れしている事でしょう。

まあ、ここで言う「リアル」とは、「現実的に、妥協した」という意味を多分に含んでいるという事を

付け加えておきます。


でも、少なくとも俺には、ドラクエ8とかよりはこっちの方が興味深いです。



さあ、このビデオ内容を踏まえた上でまた、ドラクエの世界へ旅立とうではありませんか!


(世界観が歪んでしまってもうダメ)





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書いてる人:しぐ

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