こないだ大動脈解離で緊急手術になった祖母が ICUから一般病棟に移った。 家族カードと云う面会許可証を持たなかったあたしは 知らせを聴いてから二週間、やっと祖母に会えた。
いつでも会える、は いつまでも会える訳じゃぁない。 それでも余裕のない日常に流されて なかなか会いには行けなくて 時折聴く便りで、 あたしに会えるのを待ってると聴いても 都合はどうにもつけにくく。 こんな切迫するまで、自分の時間を差し出せない。
手術だけでもたないかも知れないと云われた14時間。 半日以上の時間に耐えて、祖母は あたしを「待っていた」と笑ってくれた。 待って待って待ちくたびれた、と。
混濁した意識の中で、ICUで面会した息子や娘も判らなくて 幾ら病棟を移れるまで回復していても あたしのことも、きっとわからないんだろうと思った。 けど祖母は、声を掛けるのを躊躇った あたしの名前を疑問混じりに呼んだ。
よかった。 仕事でどうしても行けなかったもどかしい二日間。 今日休みで、今日飛んできて あぁ、よかった。
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