いきなり蘇ってくる記憶というのがあります。 昔々の幼稚園年長組さんの頃。親の都合で半年早く突っ込まれた私は、ずいぶん保母さんたちに可愛がっていただいた子供でした。 ある日、多分担任の先生がお疲れ気味だった折だと思いますが、何だかうなだれている先生を、私は一生懸命慰めていました。以下うろ覚えの会話です。
先生:「本当はね、先生宇宙人だから、自分の星に帰ってゆっくり休まないと元気になれないの。××先生(隣の組の担任の先生)は大きい紙(今思うと、工作の時間に使っていた模造紙だったと思われます)を持っているから、それでUFO折って帰れるんだけど、先生は持ってないから、壊れちゃったUFOが直せないんだよね……」
私:「大丈夫だよ先生! 私鍛冶屋さんの場所知ってるから、鍛冶屋さんでUFO直してもらってくるね!」
多少説明しますと、当時のハウス名作劇場でペリーヌ物語だか何だかをやっていたのです。そしてこの時の私は、本当に大真面目にナチュラルに鍛冶屋に行く気でおりました。どうも当時ほぼ完璧に、空想の世界と現実の世界の区別がついてなかったようです。
そういう会話があってからだいたい一年後か二年後に、小学生の私はいきなりこのことを思い出しました。つまりそれまですっかり忘れておりました。そして、ひたすら罪悪感に怯えました。この頃になると、中途半端に知識が成長していたようです。
私:「どうしよう、アニメに出てくる鍛冶屋だから行ったことがないし、鍛冶屋にUFOなんて直せるはずがないのに、ウソ教えちゃった……先生は宇宙に帰れなかったに違いない!」
というわけで、小学校の前半くらいずっと、『行ったこともない鍛冶屋のウソ情報を流したこと』は懺悔の対象になっていました。
……ここまでの経緯の記憶が戻ってきたのが、大学生のときです。 その場で額に手を当ててしばらく笑いをこらえました。何せ間が完全に抜けている記憶なので、当時の焦る感情まで見事に戻ってきてしまったものですから。 さて、当時二十台前半くらいだった先生は、何のUFOに乗ってどこへ帰りたかったんでしょうね。先生の年齢も越してしまった今、まったく意味の無いことながら、記憶の中の先生に向かって『頑張れ』と言ってあげたい気持ちです。
拍手レス
ろーれるさん> こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます! アワビの本場や京劇の本場は素敵ですが、執事の本場はビジュアル的にキッツいですね。人事ながらこの経営者さんは、自国の伝統文化をここまでおちょくって国内で追われる身にならないか、微妙に心配です。 >「女性客?」 ってさらっとおっしゃいますが、これ客が男だったら多分報道不可能ですよ……。
マルククスラッシュの情報もありがとうございました。何でしょうね、メリケンの萌えポイントは我々とは違うんですかね……? 白人男性のマルチェロコスってすごく似合うと思うんですが、電車の中で出会える可能性がなくてとても残念です。そのうち日米腐女子サミットなど開かれるようになりましたら、カップリング論争の日本側のパネラーはろーれるさんにお任せしますのでどうぞよろしくお願いします。 また遊びに行かせてくださいね! ご訪問ありがとうございました。
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