* Droppingwell *
DiaryINDEX|前へ↓|次へ↑
今日一日酸欠のメダカみたいな気分で口パクパクしていたのは、朝方に降った中途半端な雨のため…。
朝7時前、空には青い部分も見えていて、半分お天気雨のようにパラパラと音を立てて雨粒が落ちてきた。日照り続きだったこのごろ、久しぶりの恵みの雨。雨はやがて強くなり、朝の世界を湿らせていく。 開けた窓から、涼風に乗って微かな雨の匂いがした。夏の雨の匂い。その匂いをもっといっぱい嗅ぎたくて、たまらず玄関のドアを開けて外に出て、庇の下に佇んだ。雨と、雨に誘われて立ち昇る木々の匂いを、体全体に浴びて肺の隅々まで吸い込みたかった。心ゆくまで。でもそれには空の雲は薄すぎて、すぐに雨は弱まり、その勢いが戻ることはもうなくて、2時間経たずに完全に上がってしまった。遠くで雷のゴロゴロいう音がした。 雨と木々の匂いにこんなに飢えていた自分に少し驚きつつ、そのわずかな名残でもどこかに漂っていないかと一日中すーこすーこしていてなんだか苦しかった。
Pulpの「Trees」が聴きたくなってオートリヴァースしていた。はっきり言ってこの曲のどこがいいのか説明できないというかする気も起きないのだけれど、なぜか森の中にいるような気分を味わっているような気になってしまうから不思議だ。たぶん、好きなんだろう。
森に行きたい。
|