じろ吉がらみの話を書いたので、たろ吉の話も書きましょう。
彼は、最近絵を描いたり、ぬり絵をしたりよくする。 幼児としては、よくある話なんだけど、これがとてもうれしい。
なぜなら・・・。
実は、彼は絵に関しては、以前あまり興味を示さなかった。 ぬり絵は、年齢相応の能力としては難しかったんだろう。 でも、お絵描きは、どうも苦手だったようだ。 たまにめずらしく書き始めても、1分ともたない感じだった。
それが、昨年の11月頃から、絵を描く力が、飛躍的に伸びた。 親がおどろくほどの成長だった。
昨年の秋、遠足で水族館に行った。 その時の絵が上手だった。 先生がそう教えてくれたので、見てみると、ほんとうに上手に描けていた。 先生の見本のまねっぽかったが、見た形をとらえて描けていたのだ。 “おお〜! すごいすごい!”と思って、たろ吉をほめた。 その頃を境に、ぐんぐん描けるようになった。 そして、ぬり絵にも興味を持ち始め、リビングの戸に「貼って」と言うので、かれのぬり絵がいっぱい貼ってある。
そのことを通して実感した。 子どもは、長い目でみてやらなあかんな〜と。 以前、2人の男の子を育てたある先輩が言ってた。 「子どもの成長ってね、一定じゃなくて、急にぐんと伸びたりあまり伸びなかったりするのよ。」と。 自分もその体験をして、 「ああ〜。このことかあ〜。」と感じられた。 それが、なんだかうれしい。
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