【感想】04/04/17-18 キャッツ「観察1」
グリザベラ…重水由紀
ジェリーロラム=グリドルボーン…鄭 夢秋
ジェニエニドッツ…服部良子
ランペルティーザ…真鍋奈津美
ディミータ…飛田万里
ボンバルリーナ…池田さやか
シラバブ…池田祐実子
タントミール…高倉恵美
ジェミマ…谷内 愛
ヴィクトリア…大月 悠
カッサンドラ…井藤湊香
オールドデュトロノミー …小林克人
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ…村 俊英
マンカストラップ…福井晶一
ラム・タム・タガー…荒川 務
ミストフェリーズ…松島勇気
マンゴジェリー…李 涛
スキンブルシャンクス…岩城雄太
コリコパット…虎尾信弘
ランパスキャット…幸田亮一
カーバケッティ…三宅克典
ギルバート…千葉ヒカル
マキャヴィティ…赤瀬賢二(17日)、高 栄彬(18日)
タンブルブルータス…山口博之
(敬称略・太字は初見キャストさん)


(17日)
日中は仙台で姉の引越しの手伝いをしてから、ソワレで行って参りました〜。
劇場でキャスト表を見てあれ? マンゴジェリーのキャストが変更。昨日見た時には武藤氏だったのですが(携帯で確認したらマチネも武藤氏でした)どうされたのかしらと思いつつ。実は今日は珍しく席を若干狙い気味に取ってまして、2階下手、ネーミングオブキャッツでマンゴジェリーが近くまで来るあたりだったのです(ほんとに真横に来るのはA席とC席の間なんですが)。ともあれ思いがけず初見マンゴジェリーさんをちかくで見られるぞー、と前向きにわくわくしつつ2階へ。
そして今回ははじめてオペラグラス装備です。どんなものかなと思って覗いてみたら普通に面白かったので(虫眼鏡でものを見るのとかも好き…)使えそうなら使ってみよう、くらいの気持ちで持っていったのですが、その威力は絶大でございました。こんなはっきり大きく表情まで見えるんだ…! 上から全体像を押さえつつ注目したいところは拡大で、というのは結構理想的かもしれません。見ることに一生懸命になるぶん「音」に対する集中力が少し落ちるのが難点かもなんですが…。
グラス越しに見ていると、猫たちをこっそり観察しているような気分になります。

目チカは、横をすっと通り過ぎていって低い姿勢で前の席のお客さんを見上げている黒と黄色の後ろ姿。タガーだ! 戻りつつ順に丁寧に顔を覗き込んでいってくれました。あの目って額についてたんですね。タガーだタガーだーと浮かれつつしっかり見て来ました。きれいな目をしていた…(笑)。そして2匹目はミストフェリーズ。こちらは立ったまま見下ろしていってくれました。個性が出ているなあ(笑)。個人的にうれしい組み合わせでございました。あ、松島氏のミストフェリーズ、やっぱり睫毛が多いみたいですね。そして口端が丸く上がっているので笑顔に見えるんだ…。
しかし2階席って誘導灯(?)が明るいのか、目チカでもしっかり姿が見えますね。

(18日)
連日ですが今日も行ってきました。3階席最後列、見辛いのかなと思ってたんですが個人的には全然良かったです。視界に一本電飾が入る(そんなに気にならない)のと、海賊猫で一番上で待機するギルバートが見えない(ヌンチャク回しは見えます)のとマジック猫の最初のタガーの影が半分見えないんですが、結構居心地は良かったです。そして今日は初見の高栄彬氏マキャヴィティを拝見して参りましたー。
昨日今日とだいぶ記憶が混ざってしまったのでまとめて感想を。

ジェリクルソング。「いどめるかー」で飛び出したマンゴジェリーが減速なしでスロープ下まで(?)すごい勢いで滑って行ったのが印象的でした。落ちていったのかと思った…(笑)。靴が落ちてくると、タガーが空を手で掻いて威嚇していました。

ネーミングオブキャッツ。マンゴジェリーは割と後半になってから現れて、手摺りに足を掛けて留まった後、客席を覗き込みながら移動。正面から拝見したお顔が大変可愛らしくてびっくりしました。頭の毛並みも短めというか少なめというか、ぽやぽやっとしてるかんじで(一瞬「可憐」という言葉が頭をよぎりました←すいません無視して下さい)初めて見る猫のような印象。うわー楽しみ! 反対側ではタンブルブルータスが手摺りに寝そべっていました。それから去り際に扉の前で振り返ったのはグリザベラ。灰色ベースの猫なんですねー。
ミストフェリーズのソロ、柔らかい男声で好きだなあ。

ジェニエニドッツ。カッサンドラをよっこらせと持ち上げて片付け(てるように見えるんですが…)満足げに両手を払うマンカストラップのうしろでミストフェリーズがにやっと笑った気がしました。マンカストラップは足の間から出てきた黒猫を捕まえようとして固められてたんですね。ゴキブリが出てくると、足許(足の間?)を這って行くのを「なんだこの虫!」という感じで尻尾でぱしぱし叩いてました。あいかわらず小生意気で微妙に柄が悪いような気もするミストフェリーズは(つっぱりすねもの要素はむしろこの猫が持っているのでは…)最後オーブンに座ってポーズを決める姿が可愛かったです。手を広げて足を組んだまま水平に伸ばしてジャン!

ラム・タム・タガー。こないだよりもっとのびのびと楽しそうでした。尻尾マイクを掴んでいる割合は少し減ったのかな? アイドルボイスにもさらに磨きがかかったようで聴いてて気持ち良かった! コミカルで楽しいナンバーになっていてすごく好きです。動きが小刻みにぱたぱたっとしているからか、落ち付きなく見えるなあ(笑)。18日は小学生くらいの女の子を連れ去って行ったのですが、両手を繋いで回った後、舞台上で手の甲にキス(タガーさん…!?)。17日は席にお送りしたお姉さんのハンカチで自分の汗を拭いてました。

グリザベラ。コリコパットは思いきりバリっと引っ掻いていきますね。タンブルブルータスは手を引いた後にふっと笑うみたいな間があって意地悪度が増してる気がします。大人の意地悪なかんじ。ヴィクトリアはどうして近付こうとしたのかしら…。佐和さんのグリザベラは心清らかな高級娼婦がついに…みたいなイメージがあったのですが、重水さんのグリザベラはもう少し場末っぽさがあるというか、老いて売れなくなった娼婦という設定が素直にはまっている気がします。グリザベラも演じられる方によって解釈が違うなあ。見る人によっても違うんでしょうね。


バストファージョーンズ。タイヤの上のボンバルリーナの膝の上に寝転んで(膝枕!?)ちょっかいを出しているミストフェリーズをぞんざいに追い払って席につくマンカストラップ(笑)。今日はなんだかミストフェリーズが元気でした。お辞儀が終わった後、速攻でコリコパットに話し掛けて肩を組んで帰ろうとしていて若者に悪い事を吹き込んでるお兄さんみたいな構図に見えた…(笑)。ジョーンズさんを誘うときの作り笑いもやけに堂に入ってます。演説中は後ろを向いてジェニエニドッツに「何言ってんだかねえ」みたいに話し掛けたところを「ちゃんと前向いてなさい」と窘められ、ごちそうのシーンではギルバートのお皿に手を出そうとして逃げられ、追いかけてまた手を出そうとしては逃げられを繰り返して2匹してかなり遠くまで移動してしまい、最後はギルバートがお皿をひっくり返して、いいかげんにしろーとばかりに思い切りミストフェリーズをどついてました。そんな2匹を横目にコリコパットがとてもお行儀良く食べていました(笑)。
マンカストラップはジョーンズさんと目が合うと一応めんどくさそうに手を上げるんですね。しかしゴルフには興味があるのか、ボールが飛んでいくと顔を上げてぱちぱちと拍手し、周りの雌猫たちに今のすごいなって同意を求めていました。何言ってるの、という感じにボンバルリーナに突っ込まれていた(笑)。ボンバルリーナってマンカストラップと同世代っぽいなあ。

マンゴジェリーとランペルティーザ。車のトランクから顔を覗かせた赤毛の猫はやはり愛くるしいお顔立ちでした。外に出てくるなりうきうきにこにこと浮かれまくっていて、うっかりランペルティーザより先に笑い出すのかと思った…(笑)。声は高めで今にもひっくり返りそうで、というかたまに本当にひっくり返るんですが(役者さんでなくマンゴが)、何かこう物凄く逃げ足が速そうでしかも途中でコケそうな良い感じです。ランペルティーザとはどこか兄妹(…弟姉?)っぽいというか、双子っぽいというか、性別を感じさせない対等な感じが可愛いー! 突き飛ばされてこけた後、ランペルティーザじゃなく床に向かって「シーッ!」って言うんですね。静かにしろ俺!ってことなのかな。「えいようつけようと」のところでランペルのお尻をペチンと叩くのもかわいいのです。そういえば17日はランペルがマンゴの背中に乗りそびれてしまったのですが、横に立ったままポーズを取るランペルをマンゴがびっくり顔で見上げてて、それも含めて演技になっちゃってるのが凄いと思いました。全然自然に繋がってて見てる側もあれっと思ったくらいで、慣れてなかったら気付かなかったろうなあ。
デュトロノミーが現れると、2匹で目配せしてそーっと逃げてたんですね。

オールドデュトロノミー。タガーの座りポーズがこう、だらけた感じでなくスッと決まってるのに妙に感心しつつ、つっぱってても根っこの育ちの良さは消せないのねとか勝手な事を考えていました。胸に手を当てるご挨拶の仕草も、気取ってやってるんじゃなく自然に体に染み付いてる感じに見えるのです。長老に寄って行こうとするシラバブとジェミマを止めるマンカストラップは、長老からは目を離さないままで2匹をしっかり捕まえるんですね(笑)。
気合入りまくりの「ジェリクルキャッツよ!(ザッ!)舞踏会の支度を!」は舞踏会の開会宣言というよりは何か戦にでも出陣しそうな勢いですね。宣言するリーダーの背後でザッ!と猫達が身を起こすシーンは絵的にもノリ的にもすごく好きだ〜。
そしてその後で後ろを向いて踊るマンカストラップの背中がめちゃくちゃ格好良い…!

ジェリクル舞踏会。今日の「まったくなんにもしないのさ」はちょっと落ち付いていたもよう(笑)。17日は頭の毛並みを整えたり欠伸をしたりしつつもちらちらと舞台を気にして最後にはやっぱりああっという顔で覗き込み(何に反応してるんだろう?)、18日はひたすら頭やファーの毛並みを整えながらそのうち仰向けに寝転んで姿を消してしまいました(足だけ見えた)。
18日はかなりの割合で高マキャヴィティさんを見ていたのですが、すらりと長身で頭がちいさくて手も足も指も(多分)長くて、漫画に出てきそうなイメージの美青年猫さんでした。長い手足をのびのび使ったダンスが軽やかで楽しそうで個人的にとても好きな感じです。黄色かつ長身なので目立ちますねー。
雄猫4匹のダンスではタガーが小刻みにスキップしながら出て来ました(笑)。
ランペルティーザをリフトする前に「さあ来い!」みたいに腕を広げるマンカストラップと、ボンバルリーナとのペアダンスをすごく力いっぱい踊るミストフェリーズが印象的でした。
#cats_s 2004年04月18日(日)