SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2005年04月05日(火) THE CIRCLE

今月の某ギター雑誌『演奏者』の表紙。

きっとそれを一瞥しただけで、
全国のROCK愛好者たち(主に40代を中心とした大人)が
その雑誌を買い控え、
逆に若いヤツらが買いに走ったことだろう・・・。

B'Zの新譜が出た。
さっそく購入、聴いてみる。

・・・う〜〜ん、こんなものでしょう(笑)。

各曲の感想も・・・
「こんなものかな・・・」みたいな感じで、
突出して「これはスゴイ!」って曲がない。
やっぱ、曲がつまんないのかな??
ってか、飽きたな(笑)。

各曲はコンパクトに、かつキャッチーに。
ソロを弾き倒すような事はしない。
わかりやすいメロに稲葉君の解り難い歌詞。
いつものB'Zがそこにあった。

基本は3ピース+ボーカル。
リズム隊を固定し、バンドサウンドを提示している。

今回ドラムスが、1曲を除いて、
シェーン・ガラースが担当。この人のドラムは大好き。
ROCKしてて(曖昧な表現でスミマセン)。
MSGにも在籍していた事があった人。日本では
B'Zの仕事が有名だけど、本当に上手い。

かつて、レコード店でバイトをしていた人が
「B'Zの新譜が出る日は忙しかった。
ホントに売れるから」
という話を聞いたことがある。
今回のアルバムも売れるのだろう。

しかし、皮肉にも日本のロック市場そのものを
体現しているアルバムと言ってイイのではないかな?
つまり成熟していないのだ。
いつまでも『オンナ・コドモ』相手なのだ。
「クラブ」ではなくて、まさに「サークル」なのだ(謎笑)。
いつになれば、大人の音楽を提供してくれるのか?
例えば、アルバムの端の、一曲にそれがあれば、
我々擁護派は、
『ほら、見てみろ!やればできるんだって!』と
胸を張れるのに(笑)。

切ない。

ほぼデビュー時から彼等を観てきている者にとって、
まるで小さな子供が『仮面ライダー』等ヒーロー特撮ものを卒業して
大人になっていくように、
僕自身も、本当に彼等を見限ってしまいそうで・・・。

『THE CIRCLE』というアルバムタイトルは
結局は堂々巡りの場所でふんぞり返る
彼等の姿を象徴しているように思えた。



○ 愛のバクダン / B'Z


※アルバムを聴いて、結局シングル曲しか残らないって
おかしいじゃんか・・


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