□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
昨日のことは 誰れもきかない 変わってゆくのは 心も同じ
走り疲れて ふり返れば 何もない今は 誰れもいない今は
僕はここに居て まるで飾り気のない 明日を待っている
始まることも 終わることも きっと同じだね きっと同じだね
きっと同じだね
( きっと同じ / オフコース )
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
高校生活の後半期に、オフコースをよく聞いた。
その頃のオフコースは、言わばひとつのピーク期で、 しかし皮肉な事に、バンド内はシビアな状況だった。 もちろん、すべて後でわかり、知った事なんだけれど。
小田さんと双璧を成していた オリジナルメンバー(鈴木YASSさん)の「脱退」を巡って、 オフコースそのものが「解散」の二文字に翻弄されていた、 まさにその時だった。
これも大人になるにつれて、気がついた事だけれど、 彼等は(特に小田さんが当時作った歌には) たくさんの 「解散」へのメッセージを、 メンバー「脱退」への惜別の思いを発していた。
この歌もそうだ。
「始まることも 終わることも きっと同じ」と達観した、 淡々としたバラード。YASSさんのアコギにのせて・・・。
始まることも 終わることも きっと同じだね
失礼な言い方になるのかもしれない。 不躾で乱暴な感想に聞こえるかも知れない。
あるBBSの、当事者おふたりの 『事後の報告』を読んで
何の悪意も他意もなく、 素直に、本当に素直に、 このフレーズが口をついてでた。
そして、 僕自身の彼等に対する思いも ふたりの状況に“変化”があった今も、 以前のまま「きっと同じ」だな・・・と感じている。
何ら今までと変わる事無く、 「きっと同じ」だな・・・と感じている。
|