走ったら谷底へ〜走・ら・谷〜
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2005年02月07日(月) やる気を出せい。

本を返してくる。読んでから。
つまりは読み終えた。シンセミア。

いやぁ、街だ。シムシティだ。何作分の世界を組み上げてしまったのか。
ひとまず田舎に密着した今の仕事から世界を覗いてみると、明日からの業務に多少の差し障りが生じそうで怖い。あの人も本当は裏でいろんなことしてくれちゃってる?社屋の階上一室を青年団体にお貸ししているのだけど、うっかり鍵貸していいのかな?なんて。

とりあえず阿部和重の冷静さにゾクゾクする。作中に変な阿部和重を出してくることではなくて、故郷を実名で舞台にした上に、この作品。さぁて、今度は単行本で、グランド・フィナーレを読もう。

代わって借りてきたのが「ツ・イ・ラ・ク」「図書館の神様」「カルプス・アルピス」。脈絡はない。しかし受験勉強に疲弊している高校生って、なんかいいな。疲れた男の人ってなぜか何かを出しているけれど、高校生からもう始まっているのかもしれない。

家に帰って本をめくると、カルプスに紙が。「コミックIKKI」。広告ですね。ジャンプコミックスを買うと挟まっているアレですね。新潮文庫を買うと挟まっているパンダですね。松本大洋でしたよ。

…やる気を出せい図書館!!

しかし、「シンセミア」読まないで「グランド・フィナーレ」読んで、どうするんだろう…。まぁ、読めるけど、ニッポニア→シンセミア→芥川賞って読んだ方が何千倍も面白いのにー。せめてニッポニアニッポンは読んでみてからをおすすめしたい。


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hasiratani [MAIL]

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