台風がやって参りました。
昨日、何とかかんとかやっとこさ「プラネタリウムのふたご」を読み終わりました。何とかかんとかやっとこさって、別に読むのがしんどい作品だった訳じゃないんだけど、やはり400ページを超えるハードカバーは通勤に持ち歩けないので、読むペースが遅くなりがちです。
一言で言えば、パラレル・ジブリ。 6章に分かれてて、そのどの話でジブリが映画を作ってもおかしくないのだけど、小説としてこの世に生まれてしまった以上、そうなることもないわけで。核心に触れずとも、皆にそれをわからせる心地よさは、久しぶりに味わいました。ただ、映画だとそれに気づかないこともあったりなので、やはり小説で良かった。ラストも良かった。やはり9月30日までに読み終えれば良かった。 北の国から?…うーん、なんか、違うかな。
そして阿部ちゃんなのです。「ニッポニアニッポン」。 きっとこれを読む人は誰一人「これは俺じゃない」と思うのでしょう。その中にきっと「本当はあなたのことなのよ!」ってな人もいるでしょう。その辺が、なんかいい。ときどき著者近影に見上げられながら、読み進めるんです。
秋葉原と自由が丘、両方詳しい大人になりたい。そんな20代後半。
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