ゼロノオト

2005年01月23日(日) 鏡用の顔

自分の顔って客観視できない。

鏡に映る自分をみるときは、"鏡を見るとき用の顔"でそれを見ている。

別に満面の笑みとか、作った顔じゃなくても、

歯を磨くときの真顔でも無意識に鏡用の顔になっているんだと思う。

だから鏡に映った自分には慣れている。

けれど例えばビデオカメラで撮影された自分の姿は

見慣れないもんだから自分なのに他人のようだ。

鏡の前でしゃべることなんてないから、

思えば自分がしゃべっている姿って見たことがないものだ。

しゃべるときに、こういうふうに頬の筋肉が動くとか、きょろきょろしてるとか

映像に映った自分ではじめて知る。

テープレコーダーに録った自分の声をはじめて聞いて驚くのと同じように

しゃべってるときの動きをはじめて見たときの衝撃といったら。

芸能人には絶対なりたくないね。まぁなれないけど。




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