ゼロノオト

2005年01月13日(木) 中身も外身もしどろもどろ

3徹は無理でした。

気づいたら寝てました。

3時とか5時とかに「寝てていいのか」コールが脳からでたけど

体がそのコールを跳ね除け、休息を要求してました。

朝起きてから映像作りました。

なんとか完成して学校へ向かう展示一日目。

思ったより場所が明るくて完全に日中の投影はアカンです。でした。

暗くなってから再び投影場所を調整しましたがなかなか思うようにいかず。。

見に来てくれたひとにはほんと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

試行錯誤するも、ねらい通りいかず、時が経つばかり。

完全に実験不足。

そんなんで一日目は終了。

やっぱり展示の初日はうまくいかないんだね。

明日、あさってもうまくいくかどうか不安ですが。

とりあえず「とりあえず」の設置をして、見に来てくれた友達を見送ろうとしていたそんなころ

「あれ燃えてない?」といわれ、7号館のほうを見ると、

なんと火事。消防車が何台もきて大変なことになっていた。

あんな現場はじめて生で見た。

友達を見送ってそれからしばらくして展示の機材を片付け、

バス停に向かうと中野さんに遭遇。

しばし一緒にバスを待っていると、この火事の緊急車両でバスの路線が塞がれ、

運行復旧のめどが立たないとの情報が入る。

というわけで歩くことに。

歩きながらゼミ展の作品の話になり、作品のねらいだとか意図だとかを話した

が、上手く言葉にできず、しどろもどろへどろ。どろんこ。

あえて作品の説明をしないのと、説明がうまくできないのとでは全然違う

のに、

昨日あんだけ「説明しなきゃわからない作品は負けだ」とかなんとか言った

のに、

説明もろくにできないことが発覚。

あえてこちらから作品の説明はしないけど、聞かれたらスパッと答えられなきゃ、だめんじゃんね。

中野さんの助け舟によって、なんとかどろまみれになりながらも作品意図を伝える。

「うん、うん、何となくわかる。なんでわかるかっていうとおれも似たようなテーマでやってるから」

とな。

中野さんの出品してる助手展を昨日見た。そういわれてみればなるほどそうかと頷いた。

キーワードは膜。平面性。

思えば今回のインスタレーションの前に写真を撮っていて思ったことが今回の作品意図に繋がる。

写真。

奇妙な立体感と、上から撮ったかのような(でも上からじゃない)違和感のある構図、

現実なんだろうけどどこか現実感がない、どこかひっかかる、居心地の悪さが心地よい写真。

というのが中野さんの作品のひとつを見た感想だ。

なぜ居心地が悪いのか。(=そしてなぜ心地よいのか。)

だって居心地のいい写真(「写真らしい」写真)なんて、ある意味気持ちが悪いじゃないか。

写真だからこそ騙したり混乱させたりすることができるのが写真のおもしろさだと思う

から、現実を忠実に再現することに重点を置いた写真は、

「写真らしい」写真、専門の人に任せておけばいい。



現実感がないってのもポイントのような気がする。







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