ひとりごと
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| スズムシの悲劇!アリの悪夢… |
2005年06月26日(日) |
ショック! スズムシが全滅してしまった。 たった一晩で…。 アリにやられてしまったのだ。
急に暑くなった昨日、私は夏バテで食欲もなく、ごろごろと過ごしていた。 夫は元気に朝も昼もおやつももりもりと食べ、 スポーツクラブに行ってお風呂にも入り、さっぱりとして帰ってきた。 夕方になっても、しんどそうにごろごろとしている私を見て、「蛍を見に行こう。」と誘ってくれた。 「それで帰りにあの釜飯屋さんに行こうよ。」
少し涼しくなり気力も戻ってきたしそれもいいな、と私は起き上がって支度をした。 先に玄関に出て待っていた夫が「あ!アリの行列!」と大きな声を出した。 見てみると、玄関のドアから、小さな小さなアリが細い行列を作り、たたきを横切っているのだ。 目的地は靴箱の下に置いたスズムシの飼育ケースらしい。 「餌を見つけちゃったんだね。あとで分けてやらなくちゃ。」と気楽に考えて外出した。
人がいっぱいの暗い里山で、池を覗き込んで蛍を待ちながらも、アリのことは憂鬱だった。 去年も部屋に入り込んだアリの行列の撤去に、苦労したのだっけ。。 アリは本当にしぶとい。 「でも、まさかアリはスズムシを食べたりしないよね?」 「うん、生きている虫を食べたりはしないでしょう。」 なんて、私たちはのんきな会話を交わしていた。 それでも、餌を食べつくされてスズムシが飢えてしまう前にはなんとかしてやろう。
ほんの1、2匹の蛍を眺め、ちょっと涼しい気持ちになって満足して、やっとおなかがすいた。 家の近所の釜飯屋さんで食事もできて、私は元気になって帰ってきた。 そのときにすぐに見てやればよかったのに、蒸し暑さと夏バテのけだるさ、 暗い玄関でアリをより分ける作業の鬱陶しさを思って、明日にしよう、と寝てしまったのだ。
そして今朝、やっぱり蒸し暑くてだるかったけれど、なんとか朝食をとり、鳥たちの世話もした。 さぁ!スズムシちゃんたちの救出だ!と、入れ替え用の予備の飼育ケースを持って 玄関に行き、まだアリの行列が続くスズムシの飼育ケースを覗いた。
いない! スズムシが1匹もいない〜〜〜。 私の声に、夫も部屋から出てきた。 「そのナスの裏は?植木鉢の中にも?土の中にいるんじゃないの?」と声をかけてくれた。 ううん、いないの。 スズムシハウスの裏にも、中にも、土の上にも1匹もいないのよ。 小さなアリが、土の上を這い回っているだけだった。
ひげ1本、脚1本残っていない。 跡形もなく、スズムシはいなくなってしまった。 もう1cmくらいになって、もうすぐ羽も生えそう、なんて昨日の掲示板に書いたばかりだったのに。 大切に育てたスズムシたちは40匹ほども元気に育っていたのに。 涼しげな鳴き声を楽しみにしていたのに…。 小さなアリたちに略奪されてしまった。
暑さも忘れて、私は玄関を洗った。 水を流し、デッキブラシでたたきをごしごしとこすった。 もうアリはこの中に入れない。 たたきから玄関の上がりがまちをよじ登ってきている数匹のアリも、すぐにとってしまった。 虫に対しては寛容な私だけれど、大切な家族のスズムシをやられてしまっては許すことができない。 ぽたぽたと汗が滴り落ちた。
スズムシちゃん、ごめんなさい。 早く見てあげればよかった。 せっかく育っていたのに、羽を立てて鳴く日を待っていたのに、私が見殺しにしてしまった。 か弱いスズムシは助けを求めることもできずに、アリたちに襲われてしまったのだ。 たった一晩の悪夢。 悲しくて悔しくてたまらない。
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