ひとりごと
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2代目 2004年03月19日(金)

新しいデジカメがやってきた。
いそいそと開けた。

中古だと聞いていたけれど
まったくの新品に見える。
ぴかぴかのつやつやだ。
お店に出ていたときのシールもそのままだ。

まずは携帯電話で記念撮影。
カメラ自身が写真に撮られることはめったにない。
そう、こんな姿をしていたのだ。
つややかな丸い目が少し不安そうにこちらを見つめていた。

そして充電器につないだ。
オレンジ色のランプを点灯させて
じわじわと静かに電気をおなかに蓄えていく。
その後姿が、なくしてしまったデジカメと同じでほろりとする。

ランプが消えて、満腹になったことを知らせた。
スイッチを入れてみると、モニターにべべが写ってびっくりした。
そうだ、メモリーカードは予備に取っておいたものを入れたのだっけ。
入っている画像は見慣れたものばかりで前のデジカメを見ているような錯覚をする。

いよいよ初撮影。
最初に、この数日間、デジカメ代わりにお世話になった携帯電話を撮った。
次に、鏡に向けて、デジカメの自画像を撮らせた。
シャッターが切れるときの音が微妙に違うような気がするけれど
使い勝手は前のデジカメと変わらなかった。

本当にそっくりなのだ。
シールを剥がしてテーブルの上に置いていると
前のデジカメが若返って帰ってきたようだ。

「そっくりなの」と妹にメールすると
「そっくりも何も同じ機種じゃん」と突っこまれた。
それはそうなんだけれど。

夜遅く帰ってきた夫にもデジカメを見せて「ね?そっくりでしょう?」と言うと
「そらそうや。同じ機種なんやし。」と笑われた。
そうなんだけれどね。
別人なんだよね。

初々しい2代目デジカメ、これからよろしく。
すぐに傷だらけになっちゃうかもしれないけれど許してね。
いろんなものを見せてあげるよ。
一緒にどこへでも行きましょう。
どこかにいるあなたにそっくりの初代も、これで安心するね。
旅に出てしまった初代と、いつか対面する日があったらいいね。

明日の朝、ふたりで最初に見る花は何でしょう?


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