ひとりごと
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小さい7つの鉢に土を入れ、花の名を書いた札をさした。 都鳥、宗旦、延岡、葛城、貴婦人、角の光、黒侘助。 渋い漢字の名前が並ぶ。 これらは椿の名前だ。 私は椿の種を蒔いた。
ひょんなことからいただいた椿の種。 「蒔いてみて」と言われた。 実生の椿、どんな花が咲くだろうか。 いえ、その前に、ちゃんと発芽させられるだろうか。 椿の種は大きく、硬い殻に覆われていた。
よく知りもしないで、普通の種と同じように鉢に蒔いた。 ちゃんと芽が出ますように。 育ちますように。 花が咲きますように。
きっと大丈夫。 椿は日本の花だ。 この日本の気候で無理なく育っていくに違いない。 そう信じて、小さな鉢を大切にしていこう。
花が咲くまでには数年かかるらしい。 この渋い名前の椿たちが、どんな花を見せてくれるか 長い長い先のお楽しみだ。
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