ひとりごと
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5歳の誕生日 2004年01月06日(火)

この家に住み始めてから丸5年。
年が明け、運送屋さんの仕事始めを待って引っ越してきたのだった。
今日は、家の5歳の誕生日だ。

実家での新年会に持っていったガレット・デ・ロアがおいしかったので
それでお祝いしようと思っていたのに、家の近くでは見つからなかった。
ガレット・デ・ロアは1月6日にいただくケーキなので
ちょうどよかったのに、ちょっと残念。
その代わり、夫が最近気に入っているトップスのチョコレートケーキを買ってきた。

小さく切り分けず、大胆にも2等分して、半分ずつのケーキを贅沢に食べた。
大きな塊にフォークを入れるのは、ドキドキして嬉しい。
「小さいころ、こんなのが夢だったよね」
「丸いケーキをそのまま食べるのもやってみたいね」
などと話しながら、あっという間に直方体が小さくなっていった。
本当は割り当てを全部食べられそうだったけれど
夜も遅いので我慢して少し残した(明日の朝のお楽しみ)。
夫はきっちり半分残していた。

紅茶をゆっくり飲みながら、この日はいつも引っ越した日のことを話す。
「あなたが年末から出張に行っていて、ひとりで大変だったのよ〜」
「よくこんな寒い時期に引越ししたよね」
「あの日は晴れていて暖かい日でとても助かったのよ」
「もう5年も住んでいるのか…」
見回すと、傷がついてきた床、少しくすんだ壁、増えた家具。
すっかり見慣れた部屋の風景。

こんな会話も空気も飲み込んで、家は少しずつ年を重ねる。
落ち着いてくる。
庭の景色も豊かになってきた。
住む人は変わらない。
家や庭と一緒に、古びるのではなく豊かに年を重ねていこう。
熟成していこう。
また来年も、そんなことを思いながら、ふたりでケーキを食べるのかな。
今度は丸いガレット・デ・ロアを半分こにしよう!


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