ひとりごと
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ごはんがおいしい 2003年11月06日(木)

夫の実家から、段ボール箱いっぱいの野菜とお米が届いた。
ばりばりとガムテープをはがすと
野菜の青い匂いとふるさとの土の匂いがふわっと香った。
ひとつひとつ包まれた野菜たちとずっしり重い紙袋に入ったお米。
そして優しい短い手紙。
いつも本当にありがたいことだ。

野菜もお米も義父が育てたものだ。
お米は新米だった。
夫が出張から帰ってくるまで待とうかと思ったけれど
きらきらの新米の魅力には勝てない。
大切なお米をカップで量り、丁寧に研いだ。
いつものようにお鍋で2合を炊いた。

お米を研いで水につけたまま20分、沸騰するまで中火、それからとろ火で10分。
火を止めて、ふたをしたまま15分くらい蒸らす。
熱いお鍋を見ながらおなかがぐうぐう鳴った。
一緒にやって来た野菜たちで、簡単な(素材を生かした!)おかずとお味噌汁を作り、
炊き立てのごはんがおいしくできあがるのをじりじり待った。

時計を見て、さあ、いただきましょう。
重いふたを開けると甘い湯気がわきたった。
その下に真っ白なごはんが輝いていた。
おいしそう!
こらえきれずにアツアツを一口お味見。
おいしい〜〜!
急いでよそって食卓に運び、ひとりで「いただきます」をした。

ごはんがおいしいとお箸が進む。
歯ごたえのある野菜もじっくりと味わう。
そしてまたごはんに戻る。
あぁ、幸せだなぁ〜。

2度もおかわりをしてしまった。
おなかいっぱい。
にこにこ幸せ。
この感動と感謝を早く伝えたくて、夫の実家に電話をした。

電話には、おっとりと義母が出た。
「お米、と〜〜ってもおいしかったです!」
と、ちょっと興奮気味に言ってしまった。
義母は、最初とまどっていたようだけれど、すぐに嬉しそうな声になった。
「そう?よかった。おいしいよねぇ。よかったわ。いっぱい食べね。」
「はい。いっぱいいただきます!」
「ひとりでもちゃんと食べなあかんよ。お米、もっと送ろうか?」
「はい。あ。まだ十分ありますけれど、またいただきますね。」
「嬉しいわぁ。ありがとうね。お父さんも喜ぶわ。」
「こちらこそ、いつもありがとうございます。お父さんによろしくお伝えくださいね!」

短い電話は終わった。
あぁ。
気持ちを伝えられてよかった。
義母の声を聞けてよかった。
ふだん私たちは何もできないのに、こうして野菜やお米をいただくだけいただいて。
両親に心から感謝。
せっかくのお米や野菜の味を生かすように、心を込めて料理をしよう。
大地の恵みを、親の心を大切に味わおう。
実りの秋。
感謝の秋。
うん?感謝はいつもしていなくちゃね。

ささやかだけれど、両親には手作りのパンを送ろうかな。


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