ひとりごと
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気になるフルーツパイ 2001年12月14日(金)

図書館の帰り道、近道をするために
通りかかった駅ビルの洋菓子売り場で足が止まった。
ガラスの小さな部屋の中で二人の若い職人さんが
なにやらお菓子を作り始めるところだった。

7cm角ほどのよく膨らんだパイを3つのトレイに10個ずつ並べる。

それぞれのパイにたっぷりとカスタードクリームを塗る。

そして右のトレイのパイには苺を並べる。
まん中のトレイのパイにはミックスフルーツを並べる。
左のトレイのパイにはシロップ漬けの栗を並べる。

その上にシロップをとろりと塗る。

さらに苺とフルーツの上に、これでもか!と生クリームを豪勢に絞り出す。
栗の上には、まいったか!とマロンクリームを威勢よく絞り出す。

そして苺とクリームの上にはチョコレートシロップで細いストライプが描かれる。

とどめに4cmほども厚みがありそうなパイを帽子のようにかぶせる。

「わー!すごい!」
「甘そう!」
「さあ太れ!って感じ。」
「でもおいしそう…。」

子供のようにガラスにへばりついて見ていた夫と私は
できあがったパイたちの行方を目で追った。

「好評のフルーツパイ。1個250円。5時から限定150個販売!」
そんな札が立てられたショーケースの中にパイのトレイは並べられた。
時計を見ると4時59分。

「どうする?」
「1個ずつ!」

私たちは今日の最初のお客となってできたてのパイを3つ買って帰った。
その誕生を見守られた3つのパイは、それぞれ公平にさっくり半分に切られ
夕食前の2つの胃袋に紅茶と一緒に納まった。

うー。満足!
なんだか気がすんだ…。


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