ひとりごと
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明日はお茶事。 久しぶりに着物を着て出かける日。 普段の外出はあまり考えずに服を選んでしまうけど着物は別よ。 どれを着ようか、そう多くはない着物を畳に広げて わくわくゆっくり考えよう。
お茶事はお茶会よりあらたまっているけど お祝いの席だから華やかな方がいいでしょう。 季節的にはどうかしら。 鴇色の地に山茶花を描いたこの友禅にしましょうか。
次は帯と帯揚げ帯締めを選ばなくちゃ。 帯はすぐに決まるけど、帯揚げと帯締めにいつも悩むんだ。 いつも同じ取り合わせにしたら楽だけど、 気分や気候で変わるのよね。
絵の具箱のような引出しを抜いて、色とりどりの紐を引っ張り出して。 ジーンズセーター姿の上から着物を羽織り 姿見の前で帯を巻きつけ、帯揚げや帯締めを合わせて見て。
かわいいピンクのふわふわ絞りやシックな芥子色の帯揚げ。 藤色に朱の糸を編みこんだ丸帯締めやきりっと締まる紅の帯締め。 どうしよう。どう思う?
姿見に写った私の後ろに覗いた青空。 そのとき持っていた空と同じ色の帯揚げが目にぱちっと映えた。
これにしよう。 そして帯締めは優しい淡い薔薇色ね。 金色の糸が蕊のように織り込まれているよ。 こんな取り合わせ、いかがでしょう?
今、真っ白な半襟を長襦袢に縫い付けました。 足袋も草履も用意しました。 明日はきちんと早起きしてあわてず支度ができますように。 きりりと冷えた街の中へ背筋を伸ばして出かけましょう。
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