うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2004年12月08日(水) ワイントリック

今学期最後のポー語授業。月曜担当の先生と水曜担当の先生とクラスメートで飲みに行く。
月曜担当の先生は今学期で辞めちゃうんで、みんなでカードを送る。
チョコレートと花は、両方に送った。今学期ありがとう、ってのとクリスマスプレゼントを兼ねて。

一緒に行ったメンバーがワイン好きだったので、ボトルで頼んで。
普段パブに行ったらみんなビール飲むんだけど、ポー語クラスメートはワインが多い。どっちにしろちょっとしか飲めない私なんだけど。

で、ワインと食べ物頼んでからも、アイルランド人はメニューを一枚手元に置いておく。ま、追加オーダーもあるかもしれないしね、と思ってたら別の思惑があったようで。

というのも、ワインが来てボトルを開けてもらう前にアイルランド人がメニューを指してミスを指摘したから。
ウェイトレスが持ってきたワインは、私達が頼んだのより安いやつ。
「こうやって安いワインを持ってきておいて、ちゃんと高い方のワインの金額で請求するからさ。」
と、涼しい顔で仰る。

彼曰く、このレストランで間違ったワインを持って来られたのは何と3度目。どうやらこの店の戦略らしい。頼んだワインと実際に運ばれてくるワインが全く同じかなんて、細かくチェックしない人が多いからね。(同じメーカーの違うワインだったりするから、ぱっと見じゃわかんない。)

このトリックは、実はどの店でも結構使ってるらしいんだけど。
「よっぽど高級なレストランで無い限り、このトリックはポーランド以外でもポピュラーだよ。」との事。

で、高級レストランではオーダー通りのワインを持ってくるんだけど、製造年が違ったりするらしい。年によってワインの値段&味って随分違うからね。さすがはワイン通。そんな細かいところまで注意払って無かったよいままで。

結局ウェイトレスが確認しに行って「このワインしか在庫がありません」と言う事で値段を確認してから(モチロン味も確認して)そのワインでOKと言う事にした。
まぁ、いろいろ勉強になりますわね。


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